リボ払い

リボ払いの借り換えとは!方法やデメリット・各種おすすめローンや体験談・シミュレーションや返済できない時の対処方法等解説

リボ払いは利息が高いため、使い過ぎると毎月の利息を返済するだけで精一杯になってしまいます。すぐにお金は完済できないけど少しでも返済の負担を減らしたい、という人は、借り換えローンの活用を選択肢に入れるべきです。

借り換えローンはうまく利用することで、金利を減らして毎月の負担を軽減できる可能性があります。しかし、使い方を間違えると返済総額が減らなかったり、返済期間が伸びてしまったりするケースもあるため、借り換え先のローンは慎重に選ぶことが大切です。

リボ払いの返済で苦しんでいる人のために、借り換えローンのメリットやデメリット、実際の返済シミュレーションなどについてまとめました。リボ払いの負担を少しでも軽くしたい人に向けて、借り換えローンについて詳しく紹介していきます。

この記事でわかること
  • リボ払いの借り換えとは、金利の低いカードローンに乗り換えること
  • リボ払いの借り換えは、必ずしも金利が低くなるとは限らない
  • リボ払いの借り換えで借金を一本化すれば管理が楽になる
  • リボ払いの借り換えは、楽になった体験談も苦しくなった体験談も存在する
  • リボ払いの借り換えが利用できない人は、弁護士に相談する

【要確認】
✅毎月の返済が1社以上or
✅半年以上払っている人は
借金を減らせる可能性があります。

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【目次】このページ先読み

リボ払いの借り換えとは低金利なカードローンで借り換えすること

リボ払いが恐れられている大きな理由の一つは、金利が高く利息が増えるペースが速いことです(リボ払いの上手な使い方)。リボ残高がどんどん膨れ上がっていくため、返済が遅くなるほどどんどん返済総額が増加してしまいます。

そこで、リボ払いよりも低い金利のローンを借りて、リボ払いを完済してしまうことが、リボ払いの借り換えです。以降はカードローンの返済をしなければいけませんが、金利が低ければリボ払いよりも利息が増える速度を抑えられます。

リボ払いとカードローンは返済が必要である点では同じですが、どうせ返済するなら利息は少しでも少ないほうがお得です。リボ払いから低金利なカードローンに借り換えることで、最終的な返済総額を減らせます。

  • リボ払いより低金利なカードローンを借りることで、リボ払いを完済する
  • リボ払いより金利が低いカードローンなら、返済総額は少なくなる

おまとめローンやフリーローンでの借り換えも有効

複数のリボ払いを返済している人なら、借り換え先はおまとめローンがおすすめです。金利が下げられるだけでなく、複数の返済を一つにまとめられるので、返済管理が楽になる点が大きなメリットと言えます。(リボ払いをおまとめローンにすると得?借り換えて返済する注意点・デメリット等解説)

また、フリーローンを利用した借り換えも有効です。フリーローンは用途が決まっていない借金のことであり、使い道は借りた人が自由に決められるので、リボ払いの返済にも問題なく利用できます。

  • おまとめローンなら、複数の返済を一つにまとめられる
  • フリーローンは、借りたお金の用途が定められておらず、自由に使える

リボ払いの借り換え方法

リボ払いの借り換えをおこなう際は、まず現在借りているリボ払いの手数料や、返済総額などを把握します。複数借りている場合はそれぞれの利率を確認して、借り入れ先ごとに毎月の返済金額と発生する利息の計算が必要です。

続いて、現在の利率より低い借り入れ先を探します。完済まで時間がかかる場合ほど、金利を引き下げることで、返済総額を大きく減らすことが可能です。

借り換え先のローンの審査に通過したら、借りたお金でリボ払いを完済します。以降は借り換え先のローンの返済をおこなっていきますが、金利が下がっているので発生する手数料は以前より少なくなっています。

  • 借りているリボ払いの利率を把握する
  • 今より低金利になる借り入れ先を探す
  • 審査に通過したら、リボ払いを完済してカードローンを返済していく

現在のリボ払いの利率、支払い総額を確認する

借り換え先を探す前に、今現在リボ払いでどの程度金利が発生し、どのくらい返済が必要なのかを正確に把握する必要があります。利率を正しく理解していないと、せっかく借り換えたのに金利が下がらなかったということもあるからです。

リボ払いの借り入れ先が複数ある場合は、それぞれの利率と返済金額をすべて確認します。必ずしもすべてのリボ払いより低金利の借り換え先が見つかるとは限らないため、場合によっては金利の高いリボ払いだけを借り換えるケースも考えられます。

  • 現在の利率と返済総額を明確に把握しておく
  • リボ払いごとに、利率や返済総額がどの程度違うかも理解しておく

今の利率より低く借りれるローンを選んで借り換えをする

利率を把握したら、現在の返済総額分の借り入れが可能で、なおかつ金利が今よりも少ないカードローンを探します。利率が低くても借り入れ金額が少ないと、リボ払いを完済できないため注意が必要です。

また、カードローンを利用するには審査が必要なので、条件に合致する借り換え先があっても必ず借りられるとは限りません。場合によっては、借りられた金額がリボ払いを全額分返済しきれないケースも十分に考えられます。

リボ払いは利率が高いため、可能な限り残高分すべて借りられる乗り換え先を探すべきです。ただし、どうしてもリボ払いの一部しか返済できない場合は、利率が高いリボ払いから優先的に返済していきます。

  • 大抵のカードローンは、リボ払いよりも利率が低い
  • リボ払いを完済できる分の金額を借りられる借り入れ先を探す
  • 全額返済が難しい場合は、利率が高いものから優先的に借り換える

リボ払いの借り換え前に注意すべきデメリット

リボ払いの借り換えは、必ずしも返済総額や金利を減らせるとは限りません。借り換え先のローンの金利が高かったり、毎月の返済金額が少なかったりすると、借り換えてもあまり変わらない可能性も十分に考えられます。

また、返済を一本化するにあたって、毎月の返済金額が減るケースがあります。負担が少なくなる点はメリットと言えるものの、返済期間は伸びてしまうため、相対的に返済総額も増えてしまう点には注意が必要です。

さらに、リボ残高が多すぎる人は、全額借り換えができないケースも多々あります。低金利かつ、満額分借りられるカードローンの審査に通過するのは難しいため、借り換えがうまくいかない場合も少なくありません。

  • 金利や返済総額は必ず下がるわけではない
  • 返済期間が長くなってしまう場合もある
  • リボ残高を満額借り換えられないケースも多い

返済総額を必ず減らせるとは限らない

金利が下がったからといって、必ずしも返済総額が減らせるとは限りません。返済総額の増減は、金利だけでなく返済期間によっても大きく異なるからです。

たとえば、金利を0.1%減らせたとしても、返済期間が1年伸びてしまうとほとんどのケースで返済総額は増えてしまいます。返済期間が長くなるほど金利が発生する期間も長くなるので、結果的に発生する金利が増えてしまうからです。

借り換え先のローンを探す際に、金利は非常に重要な要素です。しかし、金利ばかり気にしてしまい返済期間や毎月の返済金額を見落としてしまうと、金利が減ったのに返済総額が増えてしまった、ということになりかねません。

  • 返済総額は、金利だけでなく返済期間も関係してくる
  • 金利が下がっても返済期間が伸びてしまうと、返済総額が増えるケースもある
  • 借り換え先のローンは金利だけを気にせず、返済期間も加味しながら総合的に判断する

完済までの期間が長くなる可能性がある

借り換え先のローンによっては、返済金額が今より少なくなるケースがあります。一見毎月の負担が少なくなってうれしいと思いがちですが、返済金額が少ない分、完済までの期間は伸びてしまう点に注意が必要です。

前述した通り、返済期間が伸びればその分利息が発生する期間も長くなるため、最終的な返済総額が増えてしまいます。目の前の支払いに気を取られてしまうと、借り換えたほうが損をしてしまうといった事態になりかねません。

借り換えた結果毎月の返済金額が減る場合には、再度返済期間と返済総額の確認が必要です。金利が下がっても返済総額が増えてしまったら意味がないので、金利だけで借り入れ先を選ばないことが大切と言えます。

  • 毎月の返済金額が減っていると、返済期間が伸びているケースもある
  • 返済期間が伸びると、発生した金利により返済総額も増えてしまう
  • 借り換えローンを決める際は、返済期間もチェックする

リボ払い残額を全額ローンで借り換えできない可能性がある

リボ払い残高が多い人は、必ずしも全額を一度に借り換えできるとは限りません。借り換え先のローンをいくら借りられるのかは審査次第なので、現在の収入や借入状況によっては借りられる金額が減ってしまう可能性もあるからです。

既にリボ払い残高がある人は、カードローンの審査も不利になってしまう傾向があります。いきなり全額を借り換えようとしても、金額を減らされたり融資自体を断られたりするケースも少なくありません。

どんなに条件が良いカードローンがあったとしても、借りられなければ意味がありません。借り換え先のカードローン探しは、審査に通過して満額の借り入れが確実になるまで安心できないと言えます。

  • リボ残高をすべて一度に借り換えられるとは限らない
  • リボ残高が多いと、ローンの審査に通りにくい
  • カードローンは金利などの条件だけでなく、満額借りられるかどうかも重要

金利が上がる可能性がある

カードローンの金利は、借り入れ金額が少ないほど高くなる傾向があります。そのため、借り入れ金額によっては借り入れ前よりも金利が上がってしまうケースも少なくありません。

たくさん借りる予定だから大丈夫だと思っていても、審査した結果少額しか借りられず、結果として高い金利で借りることになってしまう場合もあります。借り入れ先を決める際は、実際に借りられる金額を確認してから金利に応じて借りるかを決めることが大切です。

  • 金利は借り入れ金額が少ないほど高くなってしまう
  • 借り入れ金額によっては、リボ払いより金利が高いケースもある
  • 審査によって借り入れ金額が減らされると、その分金利も高くなってしまう

リボ払いを借り換えするメリット

リボ払いの借り入れ先が複数ある人は、借り換えをすることで借金の一本化が可能です。毎月の返済日や返済金額が統一されるため、管理が楽になったり手間が減ったりといったメリットがあります。

また、適切な借り換えをおこなえば金利や返済期間が短くなるため、返済が楽になる点も見逃せません。リボ払いを使っていた時より完済の具体的なイメージが見えてくるため、返済に伴うストレスも減らせます。

さらに、リボ払いを借り換えによって完済することで、クレジットカードの枠が復活します。キャッシングやショッピングにクレジットカードを再び利用できるようになるため、利便性が上がる点も大きなメリットです。

  • 複数の返済を一本化して、管理が楽になる
  • 返済総額や期間が減ることで、ストレスが軽減される
  • クレジットカードの枠が復活して、また利用可能になる

借り換えて一本化できれば複数社への返済の手間が減る

リボ払いの借り入れ先が複数ある場合、管理が非常に大変です。返済日や返済金額がそれぞれ異なるため、金銭管理や支払いに手間暇がかかってしまいます。

しかし、借り換えでリボ払いを一本化してしまえば、一社への返済だけで済みます。返済日や返済金額も一つしかないため覚えやすく、簡単に管理が可能です。返済忘れやうっかり残高不足になるケースも防げるため、借り換えによる一本化はメリットだらけです。

また、金利や返済期間の計算についても、返済先が複数あるより一社だけのほうが圧倒的に簡単です。返済だけでなく、リボ払いの管理にまで頭を悩ませる必要がなくなるのは、大きなメリットと言えます。

  • 返済日や返済金額を一本化すれば、管理に頭を使わなくて済む
  • 管理の複雑さが原因の返済忘れなども防げる
  • それぞれの返済日や返済金額にいちいち頭を悩ませる必要もなくなる

借金が減り返済期間も短くなってストレスが減る

適切な借り換え先からお金を借りれば、金利を大きく下げられます。金利が下がれば利息の発生ペースも減少するので、以前より余裕をもって返済が可能です。返済で生活がギリギリだったのであれば、多少返済金額を落とすことも、金利が下がれば視野に入れられます。

また、今まで通りの金額を返済するのであれば、返済期間は大きく減少します。リボ払いのときには漠然としていた完済までの道筋が、具体的に見えるようになるため、精神的な負担軽減にも効果的です。

毎月の負担が軽くなったり、完済が実現的になったりすることにより、ストレスが大きく軽減されます。長期の返済ほど、ストレスが与える悪影響は甚大になってしまうため、ストレスが減ることは目に見える以上のメリットです。

  • 利息が下がると、返済期間も短くなる
  • 完済が現実味を帯びることで、精神的な負担が軽減される
  • 長期の返済ほど、ストレスが減ることの影響は大きい

リボ払いがなくなってキャッシング枠・クレジット枠が空く

リボ残高が残っていると、クレジットカードの枠を圧迫してしまいカードが利用できなくなってしまいます。しかし、借り換えローンでリボ払いを完済すれば、キャッシング枠やショッピング枠が空くため、またクレジットカードが使用可能です。

クレジットカードが利用できれば、支払いの効率化や現金を持たずに済む点など、日常生活の利便性が大きく向上します。使い過ぎには注意が必要ですが、今まで使えなかったクレジットカードがまた使用可能になる点は、無視できないメリットです。

  • リボ払いを完済することで、クレジットカードの枠が空く
  • クレジットカードが利用できれば、利便性が大きく向上する

リボ払いの借り換えにおすすめのローン

少額かつ低金利で借り換えをおこないたい人には、ろうきんのカードローンがおすすめです。限度額によって金利が変わらないため、審査の結果少額しか借りられなかったとしても、金利が高くなる心配はありません。

複数社のリボ払いをまとめるなら、東京スター銀行のおまとめローンがおすすめです。最大1,000万円までの借り入れが可能で、200万円以上の年収があれば利用条件を満たすことから、多くの人が審査に通過できます。

いずれの借り換えローンもリボ払いに比べて非常に金利が低いため、多少返済期間が伸びたとしても返済総額は大きく減る可能性が高いです。

  • ろうきんカードローンは、限度額によって金利が変動しない
  • 東京スター銀行のおまとめローンは利用対象者が多い

ろうきんのカードローンは低金利で借り換えOK

ろうきん(労金)とは、労働者同士で助け合うために設立された金融機関のことを言います。全国に13の組織があり、自分が住んでいる地域によって利用できるろうきんが異なる点が特徴です。

ろうきんのカードローンの特徴として、金利の低さが挙げられます。ろうきんによって多少前後しますが、年率5~7%程度の場合が多いです。一般的なリボ払いは15%であることを考えれば、破格の金利と言えます。

また、借り入れ限度額によらず金利が変わらないため、少額の借り入れであっても高金利にならない点も大きなメリットです。さらに、給与振込口座指定や30歳未満などの条件を満たすと、さらに金利が引き下げられる点も魅力的です。

(参照:カードローン「マイプラン」 |【公式】長野ろうきん(長野県労働金庫))

ろうきんカードローンの概要
  • 限度額は500万円(長野ろうきんの場合)
  • 金利は2.70%~5.10%(長野ろうきんの場合)
  • 労働組合に加入していると金利が優遇される
  • 借り入れ金の使い道は自由
  • 借り入れ金額が小さくても金利が変わらない

東京スター銀行のおまとめローンは利用限度額1000万円

東京スター銀行のおまとめローンは、複数の借り入れを一本化できます。利用限度額は1,000万円までなので、リボ残価が多くても残さず一本化しやすい点が特徴です。

利用者は200万円以上の年収がある人が対象で、収入さえあれば正社員だけでなくパートや派遣社員なども利用できます。年齢制限も20歳~65歳までであり、非常の多くの人が対象者になっていると言えます。

返済は毎月10日に自動引き落としされるため、支払い忘れの心配もありません。手続きはすべてWeb上で完結するので、複数社のリボ払いに苦労している人はすぐに申し込むことをおすすめします。

(参照:おまとめローン(スターワン乗り換えローン) | 東京スター銀行)

東京スター銀行のおまとめローンの概要
  • 限度額は1,000万円
  • 利率は9.8%,12.5%,14.6%のいずれか
  • 契約社員や派遣社員も利用可能
  • 勤続年数が1年未満でも申込可能
  • 手続きはWeb上で完結する

リボ払いの借り換えをした体験談

借り換えで借金の返済が楽になった人は、借り換えによって金利が大きく減少しています。借り換えをした時点での返済残高は変わらなくても、金利が違えば毎年発生する利息も大きく異なるため、余裕をもって返済が可能です。

一方で、借り換えをしたにもかかわらず借金が減らなかったという声もあります。借り換え先の金利がリボ払いより高い状態だと、借り換えたほうがかえって返済総額が増えてしまうため、毎月の負担も大きくなってしまうからです。

借り換えは必ず返済が楽になるわけではなく、借り換え先の金利によって成果が大きく左右されます。確実に返済総額を減らすためにも、リボ払いの金利と借り入れ先の金利をよく比較して、どちらがお得なのかを精査することが大切です。

  • 金利が低い借り換えをおこなった人は、利息を大きく抑えられる
  • 高い金利で借り換えをすると、かえって返済総額が増えてしまう

リボ払いをして借金返済が楽になった体験談

1/27の引き落としでカードリボ2件を完済 (¥131,815 + ¥226,891 = ¥358,706) 1/10の引き落としで別のカードのリボも完済(¥222,835) 昨年末は銀行カードローンを完済(¥367,947) すべて新規借り換えによる。残債95万円は変わらず。

(引用元:Twitter)

複数社のリボ払いを、借り換えによって返済した人の体験談です。引用元の図を参照すると、残高は変わっていませんが、平均で14.25%あった金利が、借り換えによって5.49%まで引き下げられたことが分かります。

残高約100万円に対して金利が約10%近く引下げられているため、発生する利息の差は年間10万円ほどです。今回のケースでは毎月の返済金額もやや減っていますが、それでも返済総額や返済期間は大きく短縮されることがわかります。

リボ払いをして借金が増えて苦しくなった体験談

約2年前!各所支払いに追われてた時期。このあと、ライフカードを無理やり楽天キャッシングに借り換え→合算した25万円をセディナ(SMBC)に借り換えしたのが今の金利6%分借金なので、、2年でやっと終わった事に。 今はSMBC18%分が55万あるわけで、リボは14%くらいなので、あれ、金利支払い増えてない?

(引用元:Twitter)

こちらは、借り換えによって逆に金利が増えてしまった人の体験談です。リボ払いの金利が14%に対して、借り換え先のSMBCが18%の金利になっているため、かえって金利が増えてしまっています。

55万円の残高にたいして金利が4%違えば、毎年発生する利息の差は2.2万円です。返済を楽にするために借り換えたにもかかわらず、逆に返済総額が増えて支払いが大変になっていることがわかります。

リボ払い(100万円)の借り換えのシミュレーション

借り換えによって金利が下がった場合、単純に返済までに発生する利息が減少します。支払い金額や返済期間がそのままでも、利息の分だけ返済総額が減ることが分かります。

フリーローンで借りた場合も、金利が下がっているのであれば基本的には同様です。フリーローンは返済金額が借入時に決まっているため、借り入れ残高に応じて返済金額が変動しない点が、カードローンとは異なります。

2社の借り入れをおまとめローンで一本化する場合、金利が同じでも返済総額が減少するケースがあります。借り換えによって返済期間を短縮できれば、結果的に発生する金利も減らせるからです。

  • 利率が下がれば、返済総額が減る
  • フリーローンは借り入れ時点で、返済金額が決まっている
  • おまとめローンは金利が変わらなくても、返済期間の短縮で金利を減らせる

リボ払い(15.0%)→三井住友銀行カードローン(12.0%)で借り換え

100万円を、金利15%のリボ払いで毎月5万円ずつ返済した場合、完済まで24か月かかり、手数料だけでも160,897円かかってしまいます。

一方、金利12%の三井住友銀行カードローンであれば、同じ5万円の返済であっても完済は23か月で済みます。発生する手数料も123,567円程度と、リボ払いの時より約4万円も少ないです。

返済金額を減らして返済期間が伸びると、この差はより広がっていきます。同じ金額を返済していくのであれば、単純に金利が低いカードローンに乗り換えたほうが、返済期間も返済総額もお得になると言えます。

  • 金利が3%違うと、2年の返済で約4万円も手数料に差がでる
  • 返済金額が同じなら、単純に金利が低いほうがお得

リボ払い(15.0%)→イオン銀行フリーローン(13.5%)で借り換え

フリーローンは、残高によって毎月の返済金額が変動しません。その点では、毎月決まった金額を支払うリボ払いと同じと言えます。ただし、フリーローンはリボ払いより金利が低いケースが多いため、おのずと返済総額も少ないです。

たとえば金利13.5%のイオン銀行フリーローンで100万円を毎月5万円ずつ返済したばあい、返済期間は23か月、手数料の合計は141,824円です。リボ払いと比べると、2年間の支払いで手数料は約2万円も違います。

また、リボ払いは使った分が加算されるため、残高が増えるにつれてどんどん返済期間が伸びていきますが、フリーローンは借りた時点で返済回数が決まっています。追加で借入もできないため、必ず決まった回数返済すれば完済できる点も、リボ払いとの大きな違いです。

  • 金利が1.5%違うと、2年で約2万円手数料に差がでる
  • フリーローンは返済回数が決まっているため、返済計画が立てやすい

(イオンカードのリボ払いを一括返済する方法!返済時の注意点や繰り上げ返済で対処するやり方等も解説)

リボ払い(15.0%・15.0%)→アイフルのおまとめMAX(15.0%)で借り換え

おまとめローンを利用する場合、借り入れ先によっては金利が変わらないケースもあります。しかし、金利が同じでも返済期間を短縮できれば、それだけ手数料は節約可能です。

たとえば金利15%のリボ払い2つを、同じく金利15%のおまとめローンで借り換えたとします。リボ払いのまま3年間かけて返済した場合の手数料は247,940円ですが、おまとめローンによって2年6か月で返済した場合、手数料は205,340円です。

返済を半年短くしただけでも、返済総額が約4万円も違うことが分かります。無理なく返済期間の短縮が図れるのであれば、金利が同じでもおまとめローンの利用は効果的です。

  • 金利が同じでも、返済期間を短縮できれば手数料を抑えられる
  • 返済期間を3年から2年6か月に縮めるだけで、約4万円も手数料が減る

リボ払いの借り換えをしない方がいい人とは?

借り換えローンを利用すれば、毎月の返済金額が減ったりクレジットカードの枠に余裕ができたりと、多くのメリットがあります。しかし、余裕ができたそばから追加で使ってしまう人の場合、メリットがむしろデメリットになってしまうケースがあるため要注意です。

また、リボ払いを完済することによって、また新しくリボ払いが利用できます。せっかく完済したのに我慢できずにまたリボ払いを利用してしまうと、借り換え先のローンとリボ払いの両方を返済しなければいけません。

いずれも自分の意志でどうにでもできる内容なので、自制がきく人であれば全く問題ありません。一方、自力での我慢がどうしてもできない人は、損だと分かっていてもあえてリボ払いの返済を続けたほうが、結果的に損をせずに済む可能性もあります。

  • 借り換えローンによって空いた枠をすぐ使ってしまう人は要注意
  • リボ払いを完済してもまた利用してしまう人は、借り換えローンを使うとかえって苦労する
  • 自分の意志で我慢できない人は、借り換えローンを使わない選択肢もあり

月々の返済額が減ったことで追加の借り入れをしてしまう人

借り換えローンをうまく利用すると、返済に余裕ができる一方で、また借りられるだけの枠が発生します。多くの人は、空いた枠を使うようなことをしませんが、空いた枠があるとつい使ってしまう人がいることも事実です。

せっかく毎月の負担が減ったにもかかわらず追加で借り入れてしまうと、返済総額がもとに戻ってしまいます。それどころか、借り入れ先が増えることで以前より毎月の返済金額が増えてしまうケースも珍しくありません。

余裕があると、借金せずにはいられない性格の人は一定数存在するため、そういった人は借り換えローンを利用するのに慎重になる必要があります。合理的でないとしても、リボ払いを必死に返済したほうが、さらなる借金を抱えずに済むこともあるからです。

  • 空いた枠でまた借金をしてしまうと、せっかく減った返済総額が元に戻る
  • 借り入れ先が増えると、返済金額が以前より増えてしまうケースも多い
  • 余裕ができる度に借金する人は、余裕のない環境を維持する選択肢もあり

リボ払いをしてしまう癖のある人

借り換えローンによってリボ払いを完済すると、クレジットカードのショッピング枠がまた使えます。しかしそれは、またリボ払いで支払いができるという意味でもあります。

支払いをリボ払いでしてしまう癖がついている人は、せっかく完済してもまたリボ払いに頼ってしまいがちです。借り換えローンの返済前にリボ払いを使ってしまうと、ローンとリボ払いの返済を同時におこなわなければいけないため、以前よりはるかに負担が増してしまいます。

リボ払いで痛い目にあったのであれば、またリボ払いを利用すべきではありません。しかし、どうしてもリボ払いの癖が抜けないという人は、これ以上負担を増やさないためにあえて借り換えをせず、リボ払いのまま返済を続ける選択肢も、検討の余地があります。

  • 借り換えローンでリボ払いを完済すれば、またリボ払いが使えるようになる
  • リボ払いの癖が抜けない人は、またリボ払いに依存してしまいがち
  • 借り換えローンとリボ払いの両方を返済し続けるのは、非常に難しい

リボ払いの返済に困って借り換えもできない時の対処方法

借り換えローンの利用には審査が必要なため、借り換え先の審査内容や現状の収入によっては、借り換えができずリボ払いを続けるしかないケースもあります。そんなときにできることは、今の借金を減らす方法がないか調べることです。

借金減額シミュレーターを利用すれば、債務整理などによって今の借金をどのくらい減らせるかの大まかな目安が分かります。シミュレーターの利用は無料なので、まずは現状を正しく把握することから始めるべきです。

減額が可能だと判断したら、弁護士に相談して実際に借金減額の手続きをおこないます。減額の方法によって減額の幅やデメリットの大きさ、今後の返済計画がなどが大きく異なるため、弁護士にどうしたいのか相談することが大切です。

  • 借り換えローンは必ず借りられるとは限らない
  • 借金減額シミュレーターを活用し、借金が減らせるか確認してみる
  • 弁護士に相談して、実際に借金減額の手続きをおこなう

借金が減らないか自分で調べてみる

自分で返済できないほどの借金を抱えてしまった場合は、弁護士に相談することで債務整理などを活用し、借金を減額できます。いきなり弁護士に相談するのはハードルが高いという人は、借金減額シミュレーターの活用がおすすめです。

借金減額シミュレーターは、弁護士事務所や司法書士事務所が運営しています。現在の借り入れ金額や借入期間、返済の可否などの情報を入力するだけで、借金をどの程度減額できるかをおおまかに把握できる点が特徴です。

シミュレーターの利用は無料なので、利用したからといって必ず弁護士に相談しなければいけないわけではありません。減額診断の結果は、弁護士を通じて債務整理の手続きを進めるのか、自力での返済を続けるのかを決めるための判断材料として最適です。

  • 借金減額シミュレーターは、弁護士事務所が運営している正式なサービス
  • 借り入れ金額や期間などを入力すると、どのくらい借金が減るのか分かる
  • 診断結果をもとに、弁護士を頼るのか自力で返済するのかを決められる

弁護士に借金返済の相談

実際に債務整理を利用して、借金の減額をする場合、弁護士に相談して手続きを進めます。債務整理の中にも種類があり、どの方法を取るかによって借金の減額幅や費用、デメリットなどが異なります。

債務整理の種類
  • 任意整理:債権者に交渉し、利息のカットや毎月の返済金額を減らす
  • 個人再生:借金の元金を、返済可能な金額まで減額する
  • 自己破産:借金の支払いが免除される。ただし、最低限の財産以外を差し押さえられる

債務整理はメリットばかりではありません。信用情報に傷がついて新たな借入やクレジットカードの利用ができなくなったり、債務整理をしたことが周囲にバレたりします。自己破産の場合は、家や車を含めた財産を差し押さえられるため、より慎重に検討しなければいけません。

借金について希望があれば、必ず弁護士に伝えたうえで相談することが大切です。相手は借金減額のエキスパートなので、相談すればそれだけ自分にとって良い結果になる可能性が高まります。

  • 債務整理は、弁護士に相談しておこなう
  • 債務整理の内容によって、減額具合やデメリットの大きさが異なる
  • 借金や返済について希望があれば、必ず弁護士に伝える

リボ払いの借り換えでよくある質問

リボ払いの借り換えをおすすめしない人はどんな人ですか?

借り換えローンによって空いた枠ですぐ借金をしてしまう人は、せっかく借り換えローンで減らした借金をすぐに増やしてしまいます。枠が空くほど借金が増えてしまうため、借り換えローンを使わない選択肢も検討すべきです。

また、借り換えローンでリボ払いを完済すれば、またリボ払いで支払いができます。完済したリボ払いをつい癖で使ってしまう人も、借り換えローンの利用は慎重になるべきです。

リボ払いを借り換えると必ず手数料は減りますか?

借り換えローンによって、必ずしも手数料が減るとは限りません。手数料は借り入れ金額の大きさによって決まるケースもあるため、借り入れ金額が少ないと今よりむしろ手数料が高くなってしまうケースもあります。

たくさん借り入れるつもりだとしても、審査の結果少額しか借りられず、高い手数料を支払うことになってしまう可能性もあります。借り換えローンを選ぶ際は、いくら借りられて手数料がどのくらいかかるのかを事前に確認しておくことが大切です。

リボ払いを減らす方法は借り換え以外にはありませんか?

リボ払いは残高に応じて手数料が発生するため、早く返済するほど手数料の支払いも少なく済みます。毎月の返済金額を増額したり、繰上げ返済などを積極的におこなったりすることで、返済総額を減らすことが可能です。

今以上の返済が難しいのであれば、弁護士に相談して債務整理に頼ることでも、返済金額を減らせます。ただし、債務整理は信用情報に傷がついたり、財産を差し押さえられたりするため、慎重な判断が必要です。

リボ払いの借り換えをするのはどこがいいですか?

とにかく金利を下げて返済金額を減らしたい場合は、ろうきんのカードローンがおすすめです。組合に加入したりある程度の勤続年数が必要だったりなどの条件こそありますが、金利を半分以下に減らせる可能性があります。

多額のリボ残高を一括で借り換えたい場合は、東京スター銀行のおまとめローンがおすすめです。最大1,000万円まで借り入れが可能なので、複数のリボ払いを一本化できます。

おまとめローンやフリーローンはリボ払いの借り換えに使えますか?

おまとめローンやフリーローンも、リボ払いを借り換えるために利用可能です。おまとめローンは複数のリボ払いを一本化することで、金利を引き下げたり管理を楽にしたりできるメリットがあります。

フリーローンは借りた時点で返済回数が決まっているため、リボ払いと違い完済までの道筋が明確である点がメリットです。借りたお金の用途も自由なので、ある程度自分のために使うこともできます。

【要確認】―――――――――
✅毎月の返済が1社以上or
✅半年以上払っている人は
借金を減らせる可能性があります。

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この記事の監修者 山口学
自己紹介 株式会社トイントの代表取締役。「債務解決サポート」の編集・監修を行っています。10年以上のWEBメディアの運営・管理経験を活かし、最新のトレンドや現実事例を元にした情報提供に力を注いでいます。
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