リボ払いは残高が増えると返済が大変になり、手数料もたくさん発生することから、多くの人にとって避けるべき対象となっています。クレジットカードを使う際に、今の支払いがリボ払いになっていたらどうしようと心配する人も少なくありません。
リボ払いになっていないか不安に思った時は、一度現在の支払い方法を確認してみることをおすすめします。クレジットカードごとに確認の方法は異なるため、自分の使っているクレジットカードでの確認方法を覚えておくことが大切です。
リボ払いになっていないかを確認したい人のために、クレジットカードの支払い方法を確認する手順についてまとめました。いつでも確認ができれば、安心してクレジットカードが利用できます。
- リボ払いになっていないか確認する方法は、クレジットカードによって異なる
- リボ払いになっていないかは、大抵会員サイトから確認できる
- リボ払い専用のカードは、自動的に支払いがリボ払いになる
- リボ払いを解約しても、残高があるとリボ払いが続く
- 勝手にリボ払いにはならず、自分で設定しているケースがほとんど
リボ払いになってないか確認する方法
利用者の多いクレジットカードをいくつかピックアップして、リボ払いになっていないかを確認するための方法について紹介します。いずれのクレジットカードも、手順さえ知っておけば手間をかけずに確認が可能です。
基本的には、どのクレジットカードも会員サイトから支払い方法の確認ができます。会員サイトにクレジットカードを登録することで、いつでも情報の確認や変更が可能になるため、登録していない人はすぐ登録すべきです。
クレジットカードによっては、送られてくる明細を確認したり電話で問い合わせたりといった対応が可能な場合もあります。ただし、明細の到着を待っていてはリボ払いの残高が増えてしまう可能性がありますし、電話での確認は込み合って繋がりにくいケースが頻発します。
- 大抵のクレジットカードは、会員サイトから確認できる
- 電話や紙の明細からでも確認できるケースがある
- 素早くかつ簡単に確認したいなら、会員サイトを活用する
三井住友カードVISAはVpassで確認
三井住友カードは、専用会員サイトである「Vpass」から支払い方法やリボ残高の確認が可能です。「Vpass」はアプリ版もあるため、スマホからでも簡単にログイン可能です。まだ登録が済んでいない場合は、先に下記ページからクレジットカードの登録が必要です。
(参照:本会員のVpass登録|クレジットカードの三井住友VISAカード)
ログインしたら、「ご利用明細照会」の項目をタップし、確認したい月ごとに明細をチェックできます。それぞれ支払いごとの支払区分を確認して、リボ払いの表記が無ければ、リボ払いを使っていないことがわかります。
他の方法としては、電話で今月の支払い金額を確認することで、間接的にリボ払いの有無をチェック可能です。自動音声ダイヤルであるスマートダイヤル(0120-911-911)に電話をかけ、支払い金額を照会するサービスコード(11)と暗証番号を入力することで、支払い金額の照会ができます。
- 会員サイトである「Vpass」から各明細ごとに支払い方法を確認できる
- 明細の支払区分がリボ払いになっていなければ、リボ払いの利用履歴はない
- 電話で支払い金額を照会することでも、リボ払いの有無がわかる
JCBカードはMyJCBで確認
JCBカードは、会員サイトである「MyJCB」から確認可能です。ログイン後に、メニュー内の「カードご利用状況」をタップした後、「カードご利用代金明細照会」の項目を選ぶことで、今まで利用した金額と支払い方法の一覧が表示されます。
リボ払いを使っている場合、支払区分にリボと表示されている明細があるため、現在リボを使っているかどうかが一目でわかります。また、ページ下部の「スマリボ登録状況」の項目を見ると、明細がない状態でも今現在リボ払いを登録しているかが確認可能です。
「MyJCB」を利用するためには、事前にクレジットカードを登録して会員登録を済ませておく必要があります。下記ページから登録及びログインが可能なので、いつでもチェックできるようにすぐ登録しておくことをおすすめします。
(参照:JCBの会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」)
- 「MyJCB」の利用明細から、リボ払いの有無を確認できる
- 支払区分がリボと表示されていなければ、リボ払いではない
- スマリボ登録状況をチェックすることで、カード利用前でもリボになっていないかチェックできる
楽天カードは楽天e-NAVIで確認
楽天カードを使っている人にとって、最も手軽な確認方法は会員サイトの「楽天e-NAVI」を使うことです。ログイン後、「明細を見る」をタップすると利用明細が表示されるため、支払い金額や支払い方法を確認できます。
明細の支払方法の項目がリボ払いになっていなければ、リボ払いによる請求は発生していません。また、カードを作ったばかりの人は、トップページの「サービスご利用状況」から、自動リボの登録状況をチェックすることで、事前にリボ払いを防止できます。
ほかにも、郵送される明細をチェックしたり、楽天カードアプリで明細を確認したりといった方法でも、リボ払いの有無は把握可能です。おすすめの方法は、気になったときにいつでも確認できる「楽天e-NAVI」か楽天カードアプリを利用することです。
(参照:楽天e-NAVI: ログイン画面)
- 「楽天e-NAVI」の明細からリボ払いの有無を確認できる
- 支払方法の項目がリボ払いでなければ、リボの請求はない
- 楽天カードアプリでも同じ方法で確認できる
dカードはdアカンウントを準備してdカードサイトで確認
dカードは、会員サイトである「dカードサイト」から確認できます。「dカードサイト」を利用するためには、あらかじめdアカウントを作成してログインしたのち、dカードの登録が必要です。トップページから利用明細を確認し、お支払い区分の項目がリボ払いになっていなければ、現時点でリボ払いの請求はありません。(dカードのリボ払いを一括返済する方法!注意点やメリット・一括返済できない原因や対処法等解説)
また、現在のリボ設定についてはサイト内の「リボ払いご設定内容照会」ページから確認できます。リボ払いの利用枠や残高、支払い方法などの確認及び変更が可能なので、カードを作成したら最初に確認しておくことをおすすめします。
会員サイト以外の方法としては、郵送される利用明細書にも、リボ払いの有無が記載されています。ただし、紙の利用明細書は別途電話で申し込まなければいけないほか、手数料として55円がかかってしまうため、手間もコストもかかる点がデメリットです。
(参照:ドコモのクレジットカード | dカード)
- 「dカードサイト」から利用明細をチェックすることで、リボ払いの有無がわかる
- お支払い区分がリボ払いになっていなければ、リボ払いの請求はこない
- 紙の明細書でも確認できるが、手続きが大変で手数料もかかる
イオンカードは暮らしのマネーサイトかイオンウォレットアプリで確認
イオンカードでリボ払いの確認をする場合は、Webサイトである「暮らしのマネーサイト」か、アプリの「イオンウォレット」のどちらかを利用します。どちらも大まかな手順は、以下の通りです。
- 「暮らしのマネーサイト」または「イオンウォレット」にログインする
- 「明細」をタップして、利用金額を表示する
- 「リボ払いに変更」をタップすると、現在のリボ払い設定が表示される
リボ払いの利用や設定がなければ、コース設定の項目にはなにも表示されません。また、イオンカードも紙の明細書で確認できますが、110円の手数料がかかるためウェブサイトやアプリを利用したほうが手軽でコストもかかりません。
- 「暮らしのマネーサイト」または「イオンウォレット」アプリが便利
- 支払いコースの項目に表示がなければ、リボ払いの設定はされていない
- ログインには、イオンスクエアメンバーID(無料で作成可能)が必要
(イオンカードのリボ払いを一括返済する方法!返済時の注意点や繰り上げ返済で対処するやり方等も解説)
auPAYカードは会員専用サイトで確認
auPAYカードは、会員専用サイトまたはカードアプリを利用することで、利用明細が確認できます。リボ払いはご利用明細の項目内に「リボ払いご利用明細」の欄があるので、そこに明細が残っているとリボ払いが発生していることが分かります。
また、auPAYカードには利用金額が一定額を超えると超過分がリボ払いになる「あらかじめリボ」があるため、現時点でリボ払いがなかったとしても安心はできません。トップページの「あらかじめリボ」の項目から、登録がないことを確認する必要があります。
「あらかじめリボ」の確認については、コールセンター(03-6758-3788)でも確認できます。ただし、受付時間が決まっている(9:00~18:00)ほか、つながりにくい時間帯も多いため、会員サイトで確認したほうがてっとり早いです。
(参照:au IDログイン)
- 会員専用サイトか、カードアプリからリボ払いの有無を確認できる
- リボ払いご利用明細がなければ、リボ払いの利用はない
- 「あらかじめリボ」の登録がないかも確認が必要
MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カードはWEBサービスを登録後確認できる
MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カードは、Webサイトで明細の確認が可能です。あらかじめ登録を済ませておくことで、いつでも利用明細からリボ払いの有無がわかります。
また、MUFGカードアプリでも同様にチェックできます。アプリは通常利用分、リボ払い分、分割払い分が個別に表示されるため、リボ払いを使っているかが一目でわかる点がメリットです。(リボ払いと分割払いの違い)
登録をしていない場合、毎月利用明細が郵送されてくるため、そちらでも確認できます。ただし、一通ごとに手数料が99円発生してしまうため、早めにWeb明細の登録を済ませたほうがコストはかかりません。
(参照:ホーム|NEWS+PLUS(ニュースプラス)|三菱UFJニコス)
(参照:MUFGカードアプリ|クレジットカードなら三菱UFJニコス)
- Web明細またはMUFGカードアプリから確認ができる
- 支払い方法ごとに金額が分かれているため、リボ払いの有無が分かりやすい
- 明細を郵送する場合、99円の手数料が発生する
「勝手にリボ払いになってる」と誤解してしまうケース
基本的に、クレジットカードが勝手にリボ払いになってしまうことはありません。カード申し込み時や設定変更の際に、自分で設定しているケースが大半です。たとえば、お得なキャンペーンに釣られてカードを作成した場合、リボ払いの登録が特典を受けとる条件になっていることが多いです。
ほかにも、そもそもリボ払い専用カードを作成した場合は、支払い方法がリボ払いしか選べません。手数料を発生させないためには、支払い金額を引き上げるか、カードを変える必要があります。
また、リボ残高はリボ払いを解除しても勝手に一括払いになりません。残高を完済するまではリボ払いが続くため、自分で一括返済の申請を別途おこなわないと、リボを解除してもリボ払いが終わらないという事態になってしまいます。
- 基本的に、勝手にリボ払いになるクレジットカードはない
- リボ専用カードの場合、そもそもリボ払いしか選択肢がない
- リボ残高は、リボ払いを解除しても引き続きリボ払いで支払われる
リボ専用カードだった
クレジットカードの中には、リボ払い専用カードが存在します。文字通り決済方法がリボ払いのみであり、一括払いや分割払いが選択できません。支払い方法に選択の余地がないため、最初から自動でリボ払いによる返済が始まってしまいます。
カード申し込み時にリボ払い専用カードだと理解していないと、請求されて初めて気づくケースも多いです。既にリボ払いの請求が発生している以上、程度の差はあれ手数料の支払いは避けられません。
リボ専用カードで手数料の発生を抑えたい場合は、支払い金額を利用額以上に設定することで、実質一回払いと同じ感覚で利用できます。それでもリボ払い自体を使いたくないのであれば、カードを解約してリボ払い専用カード以外を利用するしかありません。
- リボ専用カードは、支払い方法がリボ払いしか選べない
- 支払い金額を利用金額以上に設定することで、手数料の発生を抑えらえれる
- リボ払いを使いたくないなら、ほかのカードに乗り換える
クレジットカード作成時にリボ払いを選択していたミス
クレジットカードを作成する際は、最初に支払い方法を選択できます。自分からリボ払いを選ぶ人はあまりいませんが、自分が気づかないうちにリボ払いを選択していた、というケースは珍しくありません。
カード作成時には複雑な手続きや難解な説明が続くため、話をよく聞かずに手続きを進める人もいますが、その際にうっかりリボ払いを選択しがちです。さらに、カードを作っても支払い方法を確認しないと、支払いが始まってから勝手にリボ払いになったと勘違いするケースが多発します。
クレジットカードを作成する際は、支払い方法を最初にしっかり指定しておくことが大切です。また、カードをはじめて利用する前に、支払い方法がリボ払いになっていないかのチェックも欠かせません。
- カード申込み時は、うっかりリボ払いの設定をしてしまいがち
- カード利用前に、支払い方法の確認をする
キャンペーン参加の条件がリボ払いでよくわからないままリボにした
クレジットカードは、カードを申込むとポイントや特典がもらえるキャンペーンを定期的におこなっています。しかし、お得なキャンペーンは参加条件がリボ払いの設定であるケースが多いため、安易に申し込むと自動的に支払い方法もリボ払いになってしまいます。
すぐに気づいてリボ払いを解除しても、既に発生したリボ払い手数料は支払う他ありません。また、一定金額をリボ払いで利用しないと特典が受け取れないケースも多いため、結果的に損をしてしまう可能性が高いです。
キャンペーンを理由にカードを作成する際は、特典をもらえる条件をよく確認することが大切です。クレジットカードによっては、リボ払いだと分かりづらい名前になっていることもあるため、調べながら確実に内容を把握することで、予期せぬリボ払いを予防できます。
- お得なキャンペーンはリボ払いの利用が条件になっているケースがある
- 特典の受け取りに同意した時点で、支払いもリボ払いになってしまう
- すぐにリボ払いを解除すると、特典はもらえない
リボ解除後、支払いが残っていた
リボ払いに気づいてすぐ解除したとしても、リボ払いの残高はそのまま残り続けます。自動的に一括払いになるわけではなく、完済するまで今まで通りリボ払いで支払われるため、設定を解除したのにリボ払いが終わらない、と困惑する原因になってしまいます。
リボ残高を一括払いに変更する方法はないため、リボ払いを完全に終わらせるためには、別途一括返済をおこなって残高を完済するしかありません。放置するほど手数料もたくさん発生するため、すぐに手続きをして一括返済することが重要です。(リボ払いの一括返済とは?)
- リボ払いを解除しても、リボ残高は完済するまでリボ払いで支払われる
- リボ払いを完全になくすためには、残高を一括返済するしかない
- 一括返済は、電話やWebサイトから別途手続きが必要
リボ払いになってないか確認したい時によくある質問
リボ払いになっているかどうかの確認はどこでわかりますか?
多くのクレジットカードは、会員専用サイトやカードアプリなどから、現在の支払い方法や支払い金額が確認できます。明細の利用区分がリボ払いになっていると、リボ払いで決済されているので注意が必要です。
他にも、郵送される紙の明細を確認したり、コールセンターで直接問い合わせたりといった方法もあります。しかし、紙の明細は郵送に時間がかかるうえに手数料が発生します。また、電話での問い合わせはつながらない時間帯も多く、確認に時間がかかるケースも少なくありません。
リボ払いを解除すると返済はどうなりますか?
リボ払いを解除すると、以降の支払いはリボ払いになりません。しかし、リボ残高は完済するまで引き続きリボ払いが続くため、リボ払いを解除しただけではリボ払いが終わらないケースも多いです。
リボ払いを完全に解除するためには、別途残高を一括返済する必要があります。会員サイトやコールセンターから手続きをおこなうことで、指定した日に一括返済が可能です。
リボ払いとは何ですか?
リボ払いは、どれだけ利用しても毎月の支払い金額が変わらない返済方法です。利用残高にかかわらず自分が指定した金額分しか引き落とされないため、毎月の支出を大きく抑えられる点がメリットです。
一方、残高に比例して手数料が発生するため、返済金額が少ないほど最終的な返済総額は大きくなっていきます。残高が増えすぎると発生する手数料が返済金額を上回ってしまうため、どれだけ返済し続けても返済が終わりません。(詳しく見てみる >>リボ払いとは)
リボ払いのデメリットは何ですか?
手数料が高いため、計画的な返済をしないと返済が長期化してしまいます。毎月の支払いが少ないため目に見える痛みは少ないですが、放置し続けると最終的には手数料によって大きな損失を被ってしまいます。
また、リボ払いは簡単に毎月の支出を下げられるため、依存度が高い点も無視できないデメリットです。多用すれば返済しきれないほど残高が膨らむことも多く、やむを得ず債務整理などをおこない、人生設計が大きく狂ってしまうケースも少なくありません。(詳しく見てみる >>リボ払いはデメリットしかない?理由やメリットも理解し上手に使う方法や注意点等解説)
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この記事の監修者 | 山口学 |
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