借金問題

借金まみれで生活できない時はどうする?対処法・原因や借金地獄になるきっかけ・借金まみれで人生崩壊する前にできる逆転方法等解説

借金まみれという言葉からわかる通り、借金問題を早期解決できなければ問題は確実に深刻化し、その後のリカバリーが極めて困難になります。

まず債務者本人が借金まみれの生活を自覚し、収支管理おまとめローン公的機関への相談債務整理借金減額シミュレーターを組み合わせながら、一歩ずつ確実に借金問題を解決させることが対処法になります。

借金まみれはお金の認識が甘い20代の無計画なクレカリボ払いによる借入・30代の子育て費教育費による支出負担などが主な原因です。

40代では住宅マイカーローンによるローンの重複50代の介護医療費などの老後問題など年代別で異なり、原因をひとつに限定して考えてしまうと借金問題解決が遅延します。

借金まみれの状態から自力で返済不可能な借金地獄になっても、闇金怪しい儲け話ギャンブルなど短期間で問題を解決する間違った選択肢を選ぶと、文字通り借金地獄で人生崩壊という結末を迎えることになるでしょう。

この記事でわかること
  • 借金まみれ生活できないときは公的機関弁護士に相談し問題解決のため視野を広げる
  • 借金まみれで人生崩壊とは金融事故裁判財産差押えで比喩ではなく現実に起こる
  • 借金まみれの原因はひとつではなく債務者の生活と密接に関係する問題である
  • 借金地獄の解決策もひとつではなく債務整理おまとめローンなど複数ある
  • 借金まみれから人生を好転させる闇金上手い儲け話ギャンブルなど一発逆転方法はない

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【目次】このページ先読み

借金まみれで生活ができない時の対処法

借金まみれの生活は短期間で金額が膨らむケース・小さな問題が積み重なり長期化し起こるケースなど、その発生原因は債務者のライフスタイルに依存しています。

借金まみれの問題を解決させることは、同時に債務者のお金に対する価値観思考行動パターンを変えることに等しいといえるでしょう。
まず本人が借金まみれの現実を客観的に把握し、借金総額契約内容を認識することが第一歩です。

そしておまとめローンで返済専用ローンを組み、借金総額に合わせ支出を抑える生活を実践し、収支バランスを改善させ生活を立て直すことを検討してください。

国民生活センター日本貸金業協会法テラスなどの公的機関に助言を求め、借金問題に苦しむ他の債務者はどのように借金問題と向き合っているのかを知ることも有効です。
また弁護士とじっくりと腰を据えて借金まみれの生活を見直し、借金減額シミュレーター債務整理などの支援制度など、広い視野で色々な選択肢を検討することを忘れてはいけません。

借金の詳細、収入と支出のバランスなど現状を把握する

借金まみれのような深刻な状況はその原因となる特定の問題がひとつだけでなく、小さな問題が長期間積み重なることで起こることもあります。

特にお金に余裕があれば無計画に浪費するライフスタイルを続けてしまうと、いくら収入が安定していても支出のバランスをとることはできません。

収支を把握するためにすべきこと
・給料明細・クレジットカード明細など毎月の収支を数字で確認する
・毎月の支出金額の目標を設定する
・家計簿アプリで収入・支出を仕分けする

お金を使うべきとき我慢するときの判断基準をもつためには、借金の詳細・収入と支出のバランスを考えることが重要です。
収支のバランスを考慮し消費活動を実践すれば、毎月月末に近づくほどお金がなくて困るような悪循環に陥ることはありません。

おまとめローンで借金を一本化する

既に複数の金融機関からお金を借りて生活している場合、借金まみれで生活できなくなる未来が現実味を帯びてしまいます。

金融機関の金利は利息負担と直結しますが、金利がバラバラの状態で利息の足並みが揃わないと借金完済の遠回りになるでしょう。

また金利の差だけでなく違った契約内容による借金返済は、スケジュール管理を煩雑にし借金トラブルの確率を高めます。

おまとめローンは何ができる?

  • ①金利を横並びにし利息コストを削減できる
  • ②契約内容をまとめることで毎月1回の返済で済む
  • ③返済専用ローンで借金増加を防げる

(リボ払いをおまとめローンにすると得?借り換えて返済する注意点・デメリット等解説)

おまとめローンで借金を返済すると、原則として返済専用ローンとなります。

金利返済期日がまとまることで借金を返済しやすい環境になり、債務者が目の前の問題にフォーカスできます。

公的機関に相談をする

借金で生活が苦しくなったら弁護士に相談するというイメージが強いですが、弁護士に依頼することは借金問題解決のひとつに過ぎません。

例えば行政が運営する国民生活センターや、賃金業法などを遵守する金融機関による日本貸金業協会の相談窓口を利用することも有効な対処法なのです。

借金問題で苦しんでいる人はあなた1人ではなく、同じような悩みを抱える人と借金問題を一緒に考えてくれる相談員は心強い存在です。

また借金まみれが長期化しメンタルを害した債務者に対して、支えとなる活動をしている公的支援団体もあります。

こころの健康相談統一ダイヤル
電話番号 0570-064-556 おこなおう まもろうよ こころ(ナビダイヤル)
相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。

(引用:電話相談|自殺対策|厚生労働省)

国民生活センター

借金まみれでこの先の生活に不安がある債務者は、独立行政法人国民生活センターへ電話相談をしてください。
国民生活センターは国民の消費活動全般のトラブルをサポートしている団体ですが、借金による多重債務の問題にも対応しています。

国民生活センターお昼の消費生活相談
相談受付時間
平日 11時から13時(年末年始、土曜日曜祝日を除く)
電話番号
03-3446-0999

(引用:国民生活センター)

国民生活センターの2022年度の相談件数は3,801件というデータが示す通り、債務者が借金で相談する件数が増加していることが窺えます。

特に借金問題が深刻化しているにも関わらず具体的な対策が準備できていない場合、国民生活センターに相談してどうすればいいか具体的なアドバイスを受けてください。

日本貸金業協会

借金まみれの状況を金融団体目線でサポートする組織があることをご存知でしょうか?

日本貸金業協会は消費者金融・クレジットカード会社などが貸金業法の観点から債務者の借金問題を確認し、独自のガイドラインに沿って適切な金融融資がおこなわれているか精査する自主規制機関です。

日本貸金業協会はアコム株式会社三菱UFJニコス株式会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社など、誰でも一度は目にしたことのある大手金融機関が会員として活動しています。

相談窓口の業務について
(貸金業相談・紛争解決センターのご案内)
受付時間:9:00~17:00 (土・日・祝休日 12/29~1/4を除く)
ナビダイヤル 0570-051-051 または 03-5739-3861

(引用:相談窓口の業務について 【便利な情報】 – 日本貸金業協会)

日本貸金業協会への相談は電話FAX事業所訪問など幅広い選択肢があり、債務者の借金問題の早期解決に向けた活動がおこなわれています。

弁護士に債務整理を相談する

借金問題を抱える債務者の中には、弁護士に依頼するのは最後の手段と考える人も少なくありません。
そのため弁護士への相談が遅れがちであり、弁護士に相談する頃には借金問題がより深刻化してしまうケースが見受けられます。

借金まみれの解決行動を起こすタイミングに、まだ大丈夫というタイミングはありません

借金滞納をしている状態であれば相談が1日遅れるごとに、金額面信用面で大きなマイナスになることは間違いありません。

任意整理の自己破産個人再生任意整理特定調停のどれが自分の借金問題にベストか、相手先債権会社との具体的な交渉の進め方の方法など、素人がインターネットで見聞きした程度では解決策を知ることはできません。

費用が発生しない弁護士の無料相談をきっかけに、早期にベストな解決策を知ることが重要です。

法テラスで無料相談から始める

法テラスは正式名称を日本司法支援センターと呼び、法務省により法律トラブルから国民を支援する目的で設立された組織です。

法テラスでできること
①法律関係のトラブルを無料相談できる
②債務者と弁護士を繋ぐ窓口になる
③弁護士費用を立て替えてくれる

法テラスは法律の立場から借金問題をサポートし、一定の基準を満たせば弁護士費用のない人でも債務整理を実行できます。

法テラス・サポートダイヤル
電話:0570-078374
法的トラブルでお悩みの方のお問い合わせに対し、適切な法制度、関係機関(法律相談・公的機関窓口等)の紹介をしています。

(引用:法テラス・サポートダイヤル|法テラス)

まずはサポートダイヤルへ無料相談をして借金まみれの状況を説明し、弁護士依頼費用の立て替えやその他サポートが受けられるかを確認してください。

借金減額シミュレーターを受ける

借金まみれの人が過払い金請求の対象者であれば、借金問題が間違いなく好転します。

過払い金請求を簡単に説明すると、現在の法律では高すぎる金利負担をなくし、払いすぎた金利を返還できる制度と考えてください。
もちろん過払金を現在の借金と相殺させることもできるため、借金まみれで苦しむ多くの人にとって有効な救済制度になります。

自分が過払金請求の資格があるかを知るには、専門的な知識がなくても簡単に判断できるツールがあります。

弁護士ホームページで運営している借金減額シミュレーターを利用すれば、第三者に借金の事実を知られることなく、過払い金請求の有無が確認できます。(リボ払いでも過払い金請求はできる?)

多くの債務者が借金減額シミュレーターを入り口にして、弁護士と現実的な借金問題解決の糸口を模索しています。

借金減額シミュレーターはパソコンだけでなくスマートフォンにも対応しているので、利便性を活かし複数のシミュレーションをおこない、借金まみれの状況を打開するプランを立てましょう。

借金まみれで人生崩壊する原因

人生において借金がもたらすメリットはなにひとつないという事実は、改めて説明しなくても誰もが周知の事実です。

しかし残念なことに本人がその事実を理解していても、頻繁にお金を借り借金まみれの人生を送る人は後を絶ちません。
その大きな原因として収入に見合わない浪費癖規約違反などのモラル欠如督促によるプレッシャー依存症などの病気がライフスタイルを乱し、金融事故による金融機関での審査トラブルや裁判による財産差押えを引き起こします。

滞納は遅延損害金で借金を増やし、督促による精神負担は債務者のメンタルヘルスに悪影響を及ぼします。
借金に苦しむ生活から逃避するためにギャンブル浪費が加速し、依存症を発症する債務者の存在を忘れてはいけません。

借金問題が深刻化すると人生崩壊するという言葉通り、早期解決できないと債務者のその後の人生に暗い影を落とすことになります。

収入に見合わない無理な借入れを繰り返す

借金まみれの原因として借入金額と収入が乖離し、それをフォローする明確な返済プランを用意できない金融サービスの利用方法が考えられます。
契約したときの経済状況と現在の経済状況に差が生じれば、当然借入金額もそれに合わせて調整しなければいけません。

しかし借金まみれの人の中には余裕がなくても借入金額を減らせない人や、無計画に借入し毎月の支出にムラがある人が、契約時と変わらない借り方でトラブルを起こしています。

結婚出産転職マイホーム購入など、人生の大きなイベントを経験した後は、それまでとライフスタイルが大きく変わるため、借入金額お金の使い方見直さなければいけません。

お金を借りる本人が収入に見合わない無理な借入だと気付いていない場合、家族が収支管理をおこない借入を抑えるなどの対策も必要です。

返済できず遅延損害金が膨らむ

借金を増やすファクターは、新規借入だけではありません。

追加借入・他社金融機関からの新規借入がなくても、現在の借金を滞納することで起こる遅延損害金が膨らむことで借金まみれになることもあります。

特に借金を払いたくても払えないという厳しい状況下では、遅延損害金の負担はより大きなものになるでしょう。
また1社だけでなく複数の借金で遅延損害金が発生してしまうと、短期間でも返済負担が増加し収集がつかない状況に陥ります。

この状況になれば借金を借金で返さなければいけない悪循環から抜け出せなくなり、借金まみれの生活からより深刻な借金地獄に嵌るリスクが高くなります。

督促の電話やハガキがきて精神的負担がかかる

借金を滞納することでスタートする電話やハガキなどの督促は、債務者の精神的負担となり借金問題の解決を遅らせる原因になることがあります。

闇金などの強引な訪問取り立てではないにしろ、毎月督促が継続すれば心身に悪影響するのは当然です。
本人が滞納を望まなくても金銭的に返済が難しい場合、自分の心と督促の双方から責められる生活を余儀なくされます。

長期化すれば債務者のメンタルヘルスに悪影響を及ぼし、精神疾患のトリガーとして作用してしまうことも考えられます。
もし鬱病自律神経失調症などの病気を発症すれば、本人の意思に反して借金まみれの生活から復帰することは困難になるでしょう。

借金まみれで起こるのは金銭的な問題だけでなく、心の病気から債務者の生活を破綻させる深刻な問題の可能性があります。

買い物依存症やギャンブル依存症など治療が必要な病気になる

健康で生きることが難しいとされる現代では、みんな大なり小なりストレスを抱えながら生活しています。

人生の中でストレスを完全になくすことは不可能といえます。

ストレスを溜め過ぎないようそれぞれの解消方法を実践し、ストレスと上手く付き合う方法を見つけることは、より良く生きるためには必要不可欠です。

しかし毎月ショッピングギャンブルに多額のお金を浪費し、生活を省みないライフスタイルを止めることができない依存症の人は、早急に適切な処置を受けなければ事態はより深刻化します。

危険薬物であるヘロインや覚醒剤など、強い依存が脳内の生理機能を狂わせることは有名なお話です。
タバコパチンコ競馬お酒消費行動など、程度は違えど危険薬物と同じ依存症を引き起こし、本人の自制心では制御できない浪費行動へ向かわせることで人生が崩壊します。

信用情報がブラックとなり他のローン審査にも不利となる

借金まみれの状態が長期化すると、高い確率で債務者の信用情報がブラックになります。

自分は大丈夫と考えていても、本人が知らないところで既に金融事故として処理されている場合もあります。
1度信用情報がブラックになると即時リカバリーする方法はなく、長い時間をかけながら少しずつ信用情報を回復させるしかありません。

信用情報機関から記録が消えるまで、5〜10年という気の遠くなるような期間、他社ローン審査に不利な状況が続きます。
結婚やマイホーム購入資金の準備も難しくなるため、大幅な人生設計の変更を余儀なくされます。

希望通りの選択ができない生き方を長期間強制されることは、人生が崩壊することと同じといえるでしょう。

最悪、裁判所に訴えられ、給料や財産も差し押さえられる

お金が返せない理由に関わらず、金融機関からお金を借りて滞納すると法的措置を覚悟しなければいけません。
金融機関はボランティアで金融サービスをおこなっているわけではなく、金銭回収方法のひとつとして裁判を選択することもあります。

法的措置をされた場合、債務者には2つの選択肢があります。

1つ目は、支払督促や訴訟の内容を認め、強制執行により借金を返済する、2つ目は法的措置に異議申立てを行い、裁判で審議を継続するかを選べます。

しかし裁判で争うには費用も発生し、勝訴する確率はほぼないと考えるべきです。

敗訴になれば社会人の債務者は給料財産差押え金融事故による社会的信用の棄損は避けられません。
裁判による一括請求は強引な措置だと感じるかもしれませんが、短時間・低コストで金銭が回収できるベストな方法として多くの債権会社が裁判をした上での差押えを採用しています。

借金地獄になるきっかけ

借金地獄の入り口は些細なきっかけから、マイホーム購入など大きな目的まで、それぞれの年代で起こるライフスタイルの変化人生のイベントで色々なパターンが考えられます。

20代で社会人になれば金融知識が少なくても簡単にお金を借りれる環境に切り替わることで、リボ払い無計画な借入で短期間に大きな借金を抱える若者が少なくありません。

30代では結婚による子育て費用進学による教育費など、家族に必要なお金を準備しなければいけない機会が増えます。

40代になるとマイホーム購入自動車の購入台数を増やす人が増えますが、必要な金額が大きくなるため多くの人がローンを組んで返済をスタートさせます。

住宅ローンやマイカーローンは早期完済が難しく、長期間に渡り借金と向き合う生活を余儀なくされるため借金地獄のリスクを高めます。

50代では両親の介護医療費と本人の医療費が重なったり、病気やケガなどでリストラされ安定した収入を得ることが困難になるなど、若い頃にくらべ借金地獄になる確率が格段に上がります。

20代:クレカ払いやリボ払いで簡単にお金が借りれることがわかる

高校や大学を卒業し社会人として新たな立場になると、お金の認識が以前とは違うものになります。
20代の人は会社で働きお金を稼ぐこと、社会人としてお金を使うことを学生時代より大きなスケールで経験します。

自分専用のクレジットカードやスマートフォンからリボ契約で即日借入でき、学生時代に比べ自分の意志で自由にお金を借りれるライフスタイルを実現できます。(リボ払いの上手な使い方)
趣味や娯楽に使うお金の金額も多くなるため、安全に支出できる上限ラインを超えてお金を使い、借金まみれの生活を余儀なくされる人がいます。

そのため支出のバランスを崩していることを本人が自覚していても、金融機関からの借入を多用し借金金額を増大させてしまう若者は少なくありません。

学生時代の気分が抜けないまま安易に借入回数を増加させると、気が付けば1人で返済が困難な借金地獄から抜け出せなくなるかもしれません。

30代:子育て、教育費でお金が足りなくなる

30代では結婚出産など、人生の大きなイベントが多く起こる年代です。
子どもが生まれれば1人暮らしのように、自分のお金の使い方だけ考えれば良いという訳にはいきません。

生活費子育て費教育費など、これまでにない大きな支出が毎月必要になるでしょう。
今まで借金をしたことがないという人も、結婚を機に金融機関からお金を借りたという人も少なくありません。

普段から支出管理をしっかりしている人でもお金に困る機会が増えるため、支出管理を怠る人浪費癖がある人にとって、お金が足りなくなるという状況が頻繁に起こります。
また本来であれば借金返済に充てる金を生活費や教育費に回さなければならず、思うように借金返済が進まない悪循環に陥ります。

この状態で根本的解決策を選ばず金融機関からの借金で一時凌ぎをしてしまうと、借金金額が膨らみ首が回らない借金地獄の危険性が高くなります。

40代:ローンが組みやすく住宅や車など大きな買い物でお金が必要となる

40代になると比較的生活基盤が安定し、次のステップとしてマイホームマイカーを購入する人が増えます。

特にマイホームは人生に1度の大きな買い物と呼ばれるほど、高額な購入資金が必要になるため、多くの人がローンを組んで返済プランを準備します。

住宅ローンは何十年という長期の返済期間が珍しくなく、教育ローンなどと併用すると毎月の支出負担は更に膨れ上がります。

収入と支出のバランスを安定させながら生活することは簡単ではなく、何かトラブルが起これば借金問題に発展するリスクを拭いきれません。
計画性のある支出管理が求められますが、状況によっては借入回数が増え借金地獄に嵌ってしまうケースがあります。

マイホーム購入は家族にとって大きなメリットでもありますが、住宅ローンの利用は借金と向き合う生活の始まりといえるでしょう。

50代:予期せぬリストラや親の介護で支払いが計画通りにいかなくなる

50代ではローンの返済と並行して、両親の介護費用など老後問題についての支出が増加する傾向にあります。
また本人や家族も高齢化することで、以前は発生しなかった医療費の負担保険の支払いが、家計を圧迫することも考えられます。

50代は病気に罹患する確率も高まるため、予期せぬリストラでローン完済前に仕事を続けることができなくなり、返済が滞ることで借金地獄になるケースがあります。

普段通り生活をすることさえリスクを背負う50代以降の人は、事前に準備したローン返済プランを実行することが難しい年代といえるでしょう。

病気やケガなど予測できない事態に陥っても困らないように、2重3重のセーフティ対策を準備するのが理想的ですが、そこまで金銭的・時間的余裕がない家族が多いのが現実です。

借金まみれから人生逆転する方法

債務者が効率よく借金まみれの状況から抜け出すには、現状の借金金額で借入をストップさせる・借入金額を効率よく削減させる2つの行動を同時進行で実践することが重要です。

力を入れて借金削減に取り組んでも、一方で新たに借金を作ってしまっては本末転倒です。
ひとつめは債務者が意識して浪費を抑えお金を残す生活を継続し、少額ずつでも家計がマイナスからプラスになるような行動を実践してください。

ふたつめの行動として弁護士に相談し、仮に債務整理をすればどう借金問題が解決できるかをシミュレーションします。

弁護士に相談=債務整理の実行という極端な考え方はせず、借金解決プランのひとつとして広い視野をもつことが大事です。
債務者を誘惑するような闇金の金融サービスや、不自然なほどリターンがある儲け話は詐欺や犯罪被害の入り口として警戒し、如何なる理由でも選択してはいけません

またストレスの吐口として競馬競輪などの賭け事でお金を稼ごうとすれば、借金まみれの原因を作ってしまう現実を直視してください。

なるべく早く債務整理をして借金を失くす

1度借金まみれの状況に嵌ってしまうと、自力で問題を解決することは難しくなります。
自己破産に代表される債務整理は実行するタイミングの見極めが難しく、遅すぎると債務者が背負うデメリットが増大します。

どんな状況でも即刻債務整理をおこなうことが、債務者にとってベストな選択になるという極端なお話ではありません。

しかし対応が遅れてしまうと裁判というリスクが高まり、遅延損害金督促などの二次被害が深刻化することは事実です。
また素人判断で債務整理のタイミングを決めることは危険であり、場合によっては借金まみれから人生逆転できる機会を失うことにもなりかねません。

債務整理を実際に行うかどうかに関わらず弁護士に早期のサポートを依頼し、あくまで自己破産個人再生任意整理特定調停は問題解決の手段のひとつと考えましょう。

収入内での生活を心がけ新しい借金は作らない

借金まみれから人生逆転を考えるのであれば、お金を借りる行動を極力抑えることが最重要です。

債務者は借入をストップさせる行動と並行し、何が借金の原因なのかを明確にし、ライフスタイルから客観的に借金問題を熟考することも必要です。
収支に悪影響を及ぼす問題はひとつではなく、意識しにくい小さな問題がいくつも絡み合って借金問題を深刻化させている可能性もあります。

例えば嗜好品美容品交際費など、1回の支出は少額でもトータルで大きな支出になっていたり、他人から浪費と判断できる消費活動を、本人が無意識に繰り返していることも考えられます。
本気で借金まみれから脱却したいと思うのであれば、思考をパラダイムシフトさせ適切な支出で借金を抑えることを優先してください。

闇金からお金を借りるようなことは絶対にしない

闇金などの違法金融サービスを利用することで、借金まみれの人生を逆転させることは絶対にできません
闇金をマイナーな消費者金融や街金と混同している人がいますが、闇金は金融サービスではなく違法貸付の犯罪行為と認識し、如何なる理由があってもお金を借りてはいけません

金融事故により信用情報が傷付いた人でも利用できる金融サービスという、間違った情報を鵜呑みにすると、犯罪に巻き込まれることで人生逆転ではなく人生破滅が加速するでしょう。

闇金の金融サービス特徴
①会社として登録番号のない違法組織による違法金利貸付
②債務整理の整理手付金を騙し取る架空整理
③個人情報流出による犯罪被害

闇金は実際に契約してお金を借りなくても、個人情報を登録するだけでも大変危険です。
闇金のサービスに登録すると、契約の有無に関係なく強引に契約者の銀行口座に送金し、債務者に取り立てを迫る押し貸しのリスクが高まります。

闇金など怪しい金融サービスへの接触は避け、個人情報は教えないことを徹底してください。

競馬や競輪など賭け事や儲け話には近づかない

借金まみれが長期化する苦しい現実を打開するために、リスクを承知で大きな賭けにでる債務者がいます。

具体的には株取り引き不動産仮想通貨ベンチャービジネスへの投資など、債務者にとって借金問題を短期解決できる一発逆転のチャンスを狙うハイリスクハイリターンな行動です。
しかし借金問題を簡単に解決できる夢のような方法は存在せず、多くの債務者が成功することなく逆に借金問題を深刻化させてしまうのが現実です。

メリットを過剰にアピールする儲け話詐欺など犯罪に巻き込まれる可能性があり、迂闊に飛びつくと個人情報漏洩や更なる借金増加のリスクが増加します。

限度を超えた競馬競輪パチンコなど、ギャンブルにお金を賭けリターンを得ようとする手段は、お金を浪費するだけの現実逃避にしかならず、債務者のギャンブル依存症のきっかけを作る危険な行為です。

ギャンブル・怪しい儲け話で借金まみれの生活から抜け出すことはできず、借金問題を深刻化させる悪魔の囁きであることを理解し、債務整理おまとめローンなどの地に足の着いた現実的な対処法を確実に実践してください。

 

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この記事の監修者 山口学
自己紹介 株式会社トイントの代表取締役。「債務解決サポート」の編集・監修を行っています。10年以上のWEBメディアの運営・管理経験を活かし、最新のトレンドや現実事例を元にした情報提供に力を注いでいます。
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