オリコカード支払いはリボ払いに勝手になる？リボになってしまう理由や確認・やめる解除方法・返済ができなくなる前にできる対処方法等解説

オリコカードは申し込み手続きでリボ払いを選択・Uptyでリボ払い専用カードを作成など、契約者が意図せず取った行動がリボ払いの原因であり、オリコカードが勝手にリボ払いになることはありません。

リボ払いを防ぐためには請求明細や請求額を参照・契約内容を確認し、リボ払いがあればeオリコサービスから一括返済に変更し解除する・一括返済でリボ払いを完済させるなどの解決策を実践し、不要な手数料負担を回避してください。

オリコカードを「あとリボ」でリボ払いしている場合は後日設定を変更することで対処できますが、Uptyで作成したオリコカードはリボ払い専用契約のため解約が現実的な解決策になります。

オリコカードのキャンペーンは契約者にとってメリットが大きいですが、意図しないリボ払いを誘発する要因にもなるため、申し込む前にキャンペーン内容を確認し、自分のニーズに合った契約か精査することが重要です。

オリコカードは勝手にリボ払いにはならない

利用中のオリコカードが知らない間にリボ払いとなり、返済計画にそぐわない決済処理がされている場合は2つの可能性が考えられます。

ひとつめは申し込み時にリボ払いを決済方法に選択しており、発行されたオリコカードはリボ払いがデフォルトの設定になっているケースです。

この場合はeオリコサービスから会員情報にアクセスし、返済方法をリボ払いから一括返済に設定することで解決できます。

ふたつめはUptyのリボ払い専用カードで申し込んでしまい、自動的に毎月の決済がリボ払いで処理されているケースです。

こちらは元々リボ払い専用のため設定で一括返済に設定することはできず、決済の度に１回払いを申告してもリボ払いとして処理されてしまいます。

オリコカードは勝手にリボ払いになることは絶対ないため、契約者が知らない内にリボ払いになる行動を取っていることが意図せぬリボ払いの原因となります。

オリコカード作成時にリボ払いを選んでいる

オリコカードを契約した時点では、決済方法はリボ払い以外の設定になっています。

もし契約者のオリコカードが契約時点でリボ払いになっている場合、本人が無意識にリボ払い設定でオリコカードを申し込んでしまった可能性があります。

オリコカードのリボ払いは明確なメリットがない契約者にとっては、不必要に返済期間が長期化したり手数料が増えてしまうので、返済方法を一括払いに変更することをおすすめします。

リボ払いかどうかの確認方法

契約しているオリコカードがリボ払いになっているか知りたいときは2つの確認方法があります。

eオリコサービスとはインターネットを利用してスマートフォン・パソコンから会員情報を参照できるサービスです。

eオリコサービスはオリコが提供するオリコ公式アプリとも連動しており、ID・パスワードでログインすることで契約者が好きなタイミングでオリコカードの会員情報を確認できます。

オリコテレホンサービス(03-5877-5555・ 0120-911-004)を利用する場合は、電話連絡を入れオペレーターに現在の返済設定を確認してください。

リボ払いになっていてた時にやめる・解除方法

eオリコサービス・オリコテレホンサービスで返済方法がリボ払いになっている場合、本人が返済方法を変更しない限りリボ払いが継続されます。

リボ払いを解除するにはスマートフォンからeオリコサービスにログインし「あとリボ」を選択後、「あとリボ注意事項」を確認し「お申込みのご選択」から「解除」を選択します。

次に「あとリボのお申込み内容確認(マイ月リボ)」を選択し「解除・解除月」から【申込】をクリックすることでオリコカードのリボ払いが解除できます。

基本的にオリコカードの会員情報の変更は契約者本人が設定を変更しなければいけないため、リボ払いを早期発見できないと無駄な手数料を支払うことになるので注意してください。

Upty(アプティ)はリボ専用カードなので勝手にリボになっている

オリコカードの種類をUpty(アプティ)で申し込んでしまうと、リボ払い専用カードのため後でリボ払い以外の決済方法を選択することができません。

Upty(アプティ)はクレジットカードの決済が自動的にリボ払いになっており、契約で設定しているミニマムペイメントの金額で支払われます。

そのためショッピングでUpty契約のオリコカードを使う場合、リボ払い以外の決済を希望する人はお店側に1回払いを申告しても自動的にリボ払いが確定してしまいます。

毎回の決済タイミングでリボ払いが自分の用途に合わないと感じるときは、契約者のニーズとUptyのサービスがミスマッチしているためリボ払い以外のクレジットカードを利用してください。

オリコカードのリボ払いとは

オリコカードのリボ払いはショッピングの返済金額を一括ではなく、月末締めの利用料金を翌月27日に分割して少額ずつ支払う方法です。

リボ払いはオリコカードの決済方法を後日変更する「あとリボ」と、Uptyと呼ばれるリボ専用カードを使う2パターンあります。

「あとリボ」はマイ月リボ・全部リボ・一部リボの3パターンに分類され、リボ払いする範囲を契約者が指定して支払うことができます。

UptyはUpty・Orico Card THE POINT UPty・Gold UPtyの３種類によりポイント還元率や年会費が異なり、率先してリボ払いを希望する人が使うクレジットカードになっています。

リボ払いの金利手数料は10.2％〜15.0％の金利が残債金額に含まれ、支払い回数が増える分利息金額が大きくなる仕組みです。

通常のオリコカードをリボ払いにしたい場合、eオリコサービスにログインし手順に従って希望金額を設定してください。

オリコカードをリボ払いで使うときは、必ず事前に返済シミュレーションをおこない大体の返済金額・返済期間を把握しないと、思わぬ返済トラブルにより滞納のリスクがあることを覚えておきましょう。

ショッピングでの支払いをあとからリボ払いにする「あとリボ」

金融機関によってリボ払いサービスに対応したクレジットカードは多くありますが、オリコカードでは「あとリボ」とよばれる金融サービスを提供しています。

リボ払いと聞くとすべて一定金額で手数料が加算されると思われがちですが、オリコカードの後払いサービスは任意の利用月だけ後払いしたり、利用明細単位でリボ払いの範囲を決めてリボ払いが可能です。

「あとリボ」の決済方法はマイ月リボ・全部リボ・一部リボの３種類の払い方が選択でき、契約者の利用状況に合わせて最適なリボ払いで完済を目指すことができます。

金利手数料

オリコカードの種類によって11.52％・10.2％・15.0％の金利がリボ払いに適用され、手数料として約定金額に上乗せされます。

この金利と決済月の利用残高からリボ払いの実質の手数料が確定するため、オリコカードの手数料を毎月正確に把握することは難しくなります。

オリコカードをリボ払いする場合は、100,000円以下〜3,000,000円までの決済で、5,000円〜70,000円の手数料を含んだ返済金額で完済を目指します。

毎月支払う金額は借金残高によって変動するため、現在自分がどれくらいの割合で利息を負担しているかは不明瞭であり、これがリボ払いが怖いと言われる大きな理由のひとつです。

 

ご利用代金残高（月末の残高）	毎月の返済金額（弁済金）
100,000円以下	3,000円
100,001円～200,000円	6,000円
200,001円～300,000円	9,000円
300,001円～500,000円	15,000円
500,001円～1,000,000円	20,000円
1,000,001円～2,000,000円	50,000円
2,000,001円～3,000,000円	70,000円

(引用：リボルビング払いの毎月のご返済金額（弁済金）と手数料率｜クレジットカードのオリコカード)

返済額の変更方法

オリコカードの返済額の変更を希望する場合、eオリコサービスにログインし設定を変更してください。

オリコカードのリボ払い金額を当月変更したい場合は、契約者が5日までにeオリコサービスから希望する設定金額に変更しましょう。

毎月1日～5日までの受付で当月請求分から適用、6日～末日までの受付で翌月請求分から適用となります。
※eオリコサービスにログイン後、eオリコサービスメニューの「各種登録・変更」→「リボ返済額（毎月分）」からお手続きください。

(引用：「あとリボ」のお申込み・毎月のお支払金額変更｜クレジットカードのオリコカード)

オリコカードの約定返済金額を増額することは、リボ払いを利用する人にとってトータルの残債金額を抑え、返済期間を短縮できる有効な手段になります。

リボ専用カードのUpty(アプティ)

オリコカードには最初かリボ払いを希望する契約者に向けて、Upty(アプティ)と呼ばれるリボ専用カードを提供しています。

通常のオリコカードは一括決済がデフォルトですが、Uptyで決済すると自動的にリボ払いとして処理されます。

「リボ払いって何だろう？」という人は、申し込み段階でUptyを選択することは避けた方が無難かもしれません。

UptyはUpty・Orico Card THE POINT UPty・Gold UPtyの3種類あり、年会費やポイント還元率で差別化されています。

リボ払いは通常のオリコカードでも後から設定で変更できるため、明確な目的がない人は熟考してからUptyを申し込みましょう。

メリット・デメリット

Uptyのリボ払いは使う人によってメリット・デメリットが生じるため、事前に利用用途をシミュレーションしてから作成するのが安全です。

Uptyは少額をコツコツ返済したい人がポイントをお得に貯めながら、キャシュレスでショッピングするケースでは最適なクレジットカードです。

しかしリボ払いのシステム上負担する利息が高額になり、通常のクレジットカードに比べ返済トラブルに陥る人が多いのも事実です。

上記のメリット・デメリットを参考にしていただき、オリコカード契約後に後悔しないリボ払い決済を実践してください。

金利手数料

Uptyの利息は年利10.2％〜15.0％までで利息が計算され、残債金額と返済回数に応じて金利が変動します。

金利が高ければその分手数料として支払う金額も増えるため、毎月の約定返済金額が一定でも、トータルで支払う金額が増額している事実を知らなければトラブルになるでしょう。

オリコカードをUptyで契約した人は、毎月返済希望額と希望利用可能枠を同額設定にすることで、実質１回払いとしてUptyを使うことができます。

この方法を利用すれば手数料が発生しないため、Uptyで手数料を払いたくない人は積極的に活用してみましょう。

勝手にリボ払いになってしまう理由

オリコカードが勝手にリボ払いされてしまうのは代表的な3つの原因が考えられます。

ひとつめはオンライン申請でオリコカードの初期設定を、リボ払いで申し込んだ可能性が濃厚です。

申し込みフォームで一括払い・リボ払いの設定を十分確認していないと、リボ払い希望ユーザーと勘違いされ手続きが完了してしまうので注意しましょう。

ふたつめは申し込んだオリコカードの種類が、リボ払い専用カードであるUpty系列のカードだったという可能性です。

これは本来リボ払いでキャッシュレス決済したい人のニーズを満たすクレジットカードであり、リボ払いに抵抗のある人が使うとトラブルの原因になります。

三つめはリボ払い専用キャンペーンがオリコカード契約の動機になり、熟考せずに申し込んでしまったことが原因です。

リボ払い契約者の獲得を目的としたポイントアップ・キャッシュバックキャンペーンに気を取られ契約内容の確認を怠ると、自分のライフスタイルにミスマッチするクレジットカードを作成してしまう危険性があります。

カード作成時の初期設定でリボ払いを選択していた

オリコカードが勝手にリボ払いになってしまうひとつの原因として、本人が初期設定でリボ払いでオリコカードを作成してしまったことが挙げられます。

前述した通りオリコカード契約のデフォルト設定は一括払いが設定されています。

届いたオリコカードを初めて使ったタイミングでショッピングがリボ払いで決済されているときは、契約段階で既に誤ってリボ払いとして手続きが完了していた可能性が濃厚です。

初めてクレジットカードを申し込んだ人の中には、リボ払いと他の支払い方法を混同して申し込んでしまうケースもあり注意が必要です。

カード作成時に選んだのがリボ払い専用カードだった

オリコカード申し込みでUpty・Orico Card THE POINT UPty・Gold UPtyのカードで契約すると、ショッピングの決済が自動的にリボ払いになります。

Uptyのオリコカードの見分け方は、カード表面に「Upty」の表記がされているかで判断できます。

Upty系列のオリコカードは「自由払い型カード」に分類されており、年会費が初年度1,375円必要ですが、1回決済に利用すれば次回から年会費無料でリボ払いができるクレジットカードです。

最低返済額(ミニマムペイメント)以上のリボ払い金額を、決済ごとに自由に決めることができる、リボ払い専用カードにメリットを感じて作成した人以外は、思わぬリボ払いの請求に戸惑うことになるでしょう。

お得キャンペーン、ポイントアップ、キャッシュバックで深く考えずにリボ払いにしていた

オリコカードのリボ払いは契約者数獲得のために色々なキャンペーンが随時実施されており、キャンペーンに惹かれて無意識にリボ払い専用カードやリボ払い契約でオリコカードを作成してしまうパターンがあります。

キャッシュレス決済で利用できるポイント還元や、リボ払い会員限定のキャッシュバックなど、オリコカードを検討している人にメリットが大きいキャンペーンが、リボ払いを求めていない新規契約者でも、リボ払い契約締結のきっかけになることは少なくありません。

キャンペーンはリボ払いが契約後の決済ニーズにマッチしている人にとって有益ですが、リボ払いに抵抗を感じる人にとっては必ずしもメリットにならないことも事前に知っておくべきでしょう。

勝手にリボ払いになっていて返済できない！とならないたい為の対処方法

せっかくオリコカードを作成し便利に利用しようと思っていた矢先、意図しないリボ払いが嵩んで返済トラブルになってしまっては本末転倒です。

リボ払いは約定返済を少額に抑えることで、高額なショッピングでも購入ハードルを下げて決済できるメリットがありますが、必然的に支払い完了までの期間が長くなります。

毎月の請求明細・請求額を細かく確認することでオリコカードの返済状況を把握し、意図しない未払い決済の有無を確認することをおすすめします。

もしリボ払いを確認した場合は、約定返済を待たず、一括返済で完済する・1回の返済金額を上げて返済回数を減らすという解決策を実践し手数料負担を減らしてください。

オリコカード契約時間違えてUptyで申し込み、リボ払い専用カードを作成してしまった場合は、毎回の決済が自動的にリボ払いになるサービスはデメリットが強く、リボ払いが無用の支払いトラブルの原因になるため解約を検討した方がいいでしょう。

毎月の請求明細、請求額を確認する

意図しないリボ払いを防ぐためには、「知らない間にリボ払い決済が進行していた」というようなヒューマンエラーによる問題を早期発見することが重要です。

オリコカードを契約後一度も契約内容や請求明細を確認しない、いわゆる「ほったらかし」の状態でのオリコカードの利用はおすすめできません。

日頃から定期的に請求明細・請求額を確認していれば、万が一意図しないリボ払い決済が起こった場合も迅速に対応することができます。

またオリコカードの契約内容や請求額を確認することは、リボ払い以外にも不正利用などの犯罪被害から自分を守る有効的な対処法にもなります。

リボ払いだとわかった時点ではやく一括返済・繰り上げ返済をする

契約者が希望しないリボ払いは、発覚した時点でリボ払いの一括返済・リボ払いの繰り上げ返済ですべて払い切ることがベストな選択です。

リボ払いは少額の約定返済がメリットのひとつですが、一括で払える状況では長期間利息を払うことになるためデメリットの方が強いでしょう。

請求明細を確認しリボ払いで進行している決済があれは、次回の約定返済を待たずにすぐに一括返済・繰り上で決済で払い切ることをおすすめします。

それと同時に契約者の意向に沿わない決済がなぜ起こったのか、原因を究明しリボ払いの再発を防ぐことも重要です。

リボ専用カードのアプティは解約をする

本来リボ払いの予定がない・リボ払い専用でオリコカードを作成したが、実際使ってみてリボ払いにメリットを感じない人は、Uptyの解約を検討してください。

リボ払いの回数が増加すると利息負担が増加し、オリコカードの返済トラブルのリスクが高まります。

また前回のリボ払い決済が完了しないうちに新たにリボ払いすると、完済前の決済が積み重なることでトータルで大きな借金として契約者の支出を圧迫します。

オリコカード・消費者金融カードローンなどのリボ払いの残債は、完済タイミングを逃すとその後予期せぬトラブルなどで払いたくても払えない状況になることもあるため、払えるときに払うことが最善の返済方法です。

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この記事の監修者	山口学
自己紹介	株式会社トイントの代表取締役。「債務解決サポート」の編集・監修を行っています。10年以上のWEBメディアの運営・管理経験を活かし、最新のトレンドや現実事例を元にした情報提供に力を注いでいます。
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