アコムの返済額が減らない・終わらないのはなぜ?借金・元金を減らす方法・借りたら終わりと言われる理由等解説

アコムの返済額は借入金額に契約金利で計算された利息が含まれており、金利と収入能力が乖離すると非効率な借金返済を繰り返すことになります。

そのうえ最低返済額による返済や利用限度額内を圧迫する無計画な借入をしてしまうと、借金地獄から裁判での差押えが現実味を帯びてしまいます。
アコムの借金元本を減らすためには、約定返済だけでなく増額一括返済を意識的に検討しなければいけません。

また他社金融機関で借り換え契約し、返済専用ローンとして借金完済に専念することも有効な方法です。
しかし本人の努力の範囲を超えてアコムの借金問題が深刻化してしまうと、弁護士に依頼し任意整理個人再生自己破産の手続きを進めることが、根本的な解決策になるでしょう。

債務整理は魔法のツールではなく、契約者がアコムの返済を守り借金を完済させる意思がないと、有効的な解決策として機能せず大きな代償を払うだけの結果になることを理解してください。

この記事でわかること
  • アコムの返済額が減らないときは金利が収支バランスに悪影響を与えていないか確認する
  • アコムの返済が終わらないという理由で最低返済額まで返済金額を下げると借金期間が長期化する
  • アコムの返済は一括返済がベストでありボーナスを充当させる価値がある
  • アコムで借りたら終わりという根本原因はアイフルではなく契約者の使い方にある
  • アコムの返済の最終手段は債務整理であり決断は慎重を期すべき

アコムの返済額が減らない・終わらない理由はなぜ?

アコムの返済に苦しんでいるのであれば、これからお伝えする3つのトピックに該当していないかを確認してください。

ひとつ目はアコムの契約金利が自分にとって高く、毎月の家計を必要以上に圧迫していないかという問題です。
利息が高い・低いは契約者の経済状況で刻一刻と変化し、収入低下などが原因で利息負担が増加すれば、それ以降アコムの返済トラブルに発展します。

2つ目は毎月の返済負担を抑えることに集中するあまり、最低返済額での返済を長期間繰り返してしまうケースです。
この場合は滞納を回避できる代償として借金元本を減らすことができず、確実にアコムの返済期間が長期化してしまうデメリットが起こります。(アコムで借りれない原因)

3つ目はアコムの借金完済前に繰り返し追加融資を受け、利用限度額内を常に圧迫する利用方法をしている場合です。
このように無計画なアコムの利用が常態化してしまうと、いくら返済期間を遵守してもアコムの借金を払い切ることはできません。

金利が銀行に比べると高め、利息が大きくかかるから

アコムの契約金利は3.0%~18.0%で借入金額に適応されるため、利息だけで考えると他社金融機関に比べ比較的高めの契約といえます。

大手銀行のローンでは上限金利14.6%で契約できるサービスもあり、比較すると返済が長期化すれば負担しなければいけない利息総額の差額は大きなものになります。

この契約金利が想定以上に毎月の支出を増加させてしまうと、毎月の返済金額を下げざるを得なくなり、その結果返済期間が長期化する原因になります。
また効率良くアコムの返済をしているようでも、実際は利息金額が返済の大部分を占めることで、借金元本を効率よく減らすことはできません。

アコムの返済が思うように進んでいない契約者は、一度自分が毎月返済している利息金額を確認し、返済プランを見直してください。

返済日に最低返済額だけしか支払っていないから

アコム返済を借金完済スピードで考えた場合、毎月の返済を最低返済額で契約することはおすすめできません。

最低返済額返済を1ヶ月単位だけでみると、返済負担が少ないメリットが魅力的に感じるかもしれません。
しかし半年・1年単位で考えると借金元本の減少スピードは遅々としたものになり、逆に利息負担が増加していることに気付くでしょう。

最低返済額での返済を全否定するつもりはありませんが、利用時にはアコムの借金総額完済までの期間を考慮し、時には慎重に返済プランを見直すことも求められます。
長期間の最低返済額での返済は、メリットとデメリットが逆転しアコムのカードローンの返済が終わらない明確な原因になってしまうことに注意してください。

利用限度額内で借入・返済を繰り返しているから

アコムの借金をすべて返し終わる前にお金を借りてしまうと、その分借金返済期間が延長してしまうことはご理解できると思います。
アコムでは契約でお金を借りられる上限金額が決まっており、追加融資の金額は契約者の返済能力利用限度額の残高で決まります。

アコムの借金を順調に減らしていけば利用限度額は増えますが、短期間に繰り返し追加融資を受け利用限度額内を圧迫すると、確実にアコム完済までに多くの時間を費やすことになるでしょう。

契約者の突然のリストラ病気など、お金に関係するトラブルはある日突然やってくるものです。
いつでも返せるという理由で安易にアコムからお金を借りことは、今後起こり得る未知数の返済リスクを増やすことと同じです。

どんなときでもアコムの利用は計画的におこない、追加融資は今ある借金を完済してから安全に借入するようにしてください。

アコムの返済を早く終わらせるための対処方法

アコムの借金を早く返すコツ・方法は、次回の返済期日を一括返済でおこなうことです。
ボーナス臨時収入など一括返済のチャンスを逃すことなく、アコムの借金問題を終わらせることを最優先することに意識を向けてください。

アコムの約定返済より増額し返済する回数を意識的に増やすことで、借金元本をどんどん減らし利息で支払うお金を節約することも効果的です。
契約を守ることも大事ですが、それ以上にアコムの借金を払えるときに払い切るというイメージは何より大切にしてください。

また少しリスクがありますが他社金融機関と契約し、借り換えとして返済専用ローンを組むことも有効な対処法です。
返済専用ローンのため新規借入はできませんが、まず目の前の借金完済を最優先することに全力を尽くしてください。

返済日以外にも随時返済を行う

アコムの返済を1日でも早く完了させたい場合は、毎月ある約定返済だけでなく追加で支払い借金元本を減らしてください。
例えばアコム返済を口座振替で毎月返済している人は、アコム会員サイトからインターネットバンキングを利用して随時返済をしてみましょう。

随時返済は契約者が払えるタイミングでおこない、毎月の収支に悪影響がでない程度で繰り返し返済していくことが有効です。
随時返済の回数が増えるに比例し、借金元本が減るという嬉しい好循環が生まれます。

随時返済を銀行振込でおこなう場合は毎回手数料が必要になるため、効率的にコストを考えるのであればインターネットバンキングアコムATMを活用してください。

ボーナスなど臨時収入時には一括返済を目指す

社会人でアコムを契約している人は、ボーナスがアコムの借金を完済する起爆剤となるかもしれません。

次のアコム返済期日の返済をボーナスによる一括返済で完済できれば、約定返済で払うことになる利息をスキップしてアコムの借金から解放されます。
ボーナスをアコムの返済に使うという選択は、毎日懸命に働いてきた社会人には苦渋の決断になるかもしれません。

しかし一括返済はメリットが大きいこと・機会を逃してしまうと次回が未定なことを考慮すれば、必ずしもボーナスをアコムの一括返済に利用することは悪いトレードではないといえるでしょう。
ボーナス以外でも副業の収入お祝い金など、生活の中で確保できる金銭的余裕を、一括返済という形で返済に充当させることをおすすめします。

 

返済額より多く払う

アコムでは毎月の約定返済より高い金額で返済する場合、特に増額の変更手続きをする必要はありません。
毎月の返済金額はアコム会員ページアコムアプリから確認できます。

アコムの約定返済金額より大きな金額で返済することは借金元本を効率良く削減できるだけでなく、約定返済残高が減ったことで来月分の「次回ご返済金額」の金額を下げて返済することも可能です。

お金に余裕のあるときにいつもより多い金額で返済することで、来月分のアコムの返済負担を軽減できるメリットがあります。
このように細かな増額返済をすることで、状況により返済プランを最適化し、スムーズなアコム返済を実行することができるでしょう。

金利を減らすため銀行カードローンなどで借り換える

アコムの契約での上限金利18.0%という数字は、契約者の収入状況によっては大きな返済負担となることも考えられます。

金利の数字が高ければ高いほど、毎月支払うことになる利息は大きくなってしまいます。
契約者としては可能な限り金利を低く契約することが、借金総額を減らすひとつのテクニックといえるでしょう。

またアコム契約当初は契約金利で問題なく返済ができていても、ライフスタイルが変わり収支管理が厳しくなれば、以前のような返済金額ではトラブルが生じてしまう可能性があります。

そこで現在の金利より低い金利で他社金融機関と契約し、借り換えという方法でアコムの借金を返済専用ローンで引き継ぐことが有効です。
借金元本自体はそのまま残りますが利息算出の金利が低くなることで、低い返済金額でも効率よく借金を完済することができます。

アコムで借りたら終わりと言われる理由

金融機関からお金を借りる行為は、多くのリスクを伴うことは事実です。
しかしアコムのような法律を遵守する金融サービスの利用では、問題の根本原因はアコムの契約内容より契約者の利用方法にあるのです。

金利は事前に返済シミュレーションで返済プランを立て、収支の許容範囲で安全にお金を借りれば、トラブルになることはありません。
またアコムは貸金業法を遵守するため、闇金のような強引な訪問取立てはおこなっていません

アコムの電話書面の督促を無視し、返済期日を守らず滞納を継続している契約者の方こそ、改めるべき部分が多くあるのではないでしょうか?(アコムから一括請求される理由)
このように間違った認識でアコムのサービスを非難することは、借金問題の本質を大きく見誤っているといえるでしょう。

アコムに限らず金利を付けて返済し続けることは難しい

日本では消費者金融機関からお金を借りることは、銀行からお金を借りるより危険だという風潮が少なからず存在します。

そのイメージを与えているのは比較的高金利なこと、お金が借りやすく返済トラブルの確率が高いことが原因です。
借金返済には必ず利息負担が発生し、無計画な利用を繰り返すと問題が起こることはアコムに限ったお話ではありません

金融機関の利用経験が少ない人は利息の認識が不明瞭になりやすく、実際に借りたお金と返すお金の差額を注視できないことがあります。
そのためアコムと契約後にお金を返すタイミングで金利の怖さに気付き、先細りの返済に陥るというパターンになるのです。

契約内容はもちろんのこと、特に金利に注意せず大きな金額を借入してしまうと、借金返済期間の長期化は避けることができません。

取立てが厳しいという誤解から

アコムと契約しお金を借りてしまうと厳しい取立て被害に遭い、人生が終わるという間違った認識をもつ人がいるかもしれません。

ハッキリと断言しますが、アコムの契約で滞納状態になっても、自宅や職場に取立て屋が押し入り返済を強要することはありません
企業が金融融資をおこなうときは必ず国や地方自治体に届け出し、貸金業法を遵守しながら契約者と取引をおこなっています。

法律では本人の許可なしに自宅・職場などに督促目的で訪問することは禁止されており、アコムは法律に則った金融サービスを運営しています。

貸金業法に違反する闇金反社会的勢力とアコムを混同してはいけません。

アコムの取立ては基本的に電話書面での督促のみとなり、督促を長期間無視した場合は裁判所からの支払督促が郵送されます。
ただし電話・書面と強引な訪問取立ても督促という意味では同じです。

アコムを滞納すれば最終的に裁判で裁かれることになるという点では、恐ろしい存在であることは間違いないでしょう。

返済せずに踏み倒そうとする考えが終わっている

アコムは一定の審査基準を満たせばお金を借入できるため、お金について色々な考えをもつ人が利用しています。
俄には信じ難いことですが契約者の中には、お金を返さない人返済期日を平気で破る人も含まれています。

お金を借りるという行為に責任感を持たず、安易に借金を繰り返し返済できないと踏み倒そうとする人は、借金の根本原因が自分の生き方物の考え方にあることを理解しなければいけません。

アコムの借金を金利や契約規定のせいにし、本人の間違った利用方法杜撰な返済プランだったかもしれないのに、アコムから借金してしまったことに対して終わっていると感じるのは違うのかもしれません。

アコムの借入金額を熟考し収入と支出のバランスをとりながら毎月計画的に返済すれば、アコムからの借入は大きな助けとなります。

「借金を踏み倒しはできないか」「返済せずに逃げ切る方法がないか」という考え方になることの方が終わっています。

アコムに100万円を借りた時の返済額と返済シミュレーション

アコムでお金を借りるときは希望する借入金額に対して、返済回数借金総額から毎月の返済金額を正確に知ることがリスクマネジメントになります。

今回は金利15.0%100万円をアコムから借入し、実際に借金完済までに必要な借金総額約定返済金額利息金額をシミュレーションします。
比較検討するために返済回数を36回60回でシミュレーションした結果は下記の通りです。

アコム100万円返済シミュレーション(金利15.0%)

①返済回数36回で契約した場合
・借金総額1,247,934円
・利息金額247,934円
・約定返済金額34,665円

 

②返済回数60回で契約した場合
・借金総額1,427,378円
・利息金額427,378円
・約定返済金額23,789円

返済回数36回では毎月の返済金額34,665円60回では23,789円となり10,876円の返済負担の差が生まれます。
このデータだけで考えると、毎月10,000円以上低額での約定返済は契約者にとってメリットに感じるかもしれません。

次に利息金額36回247,934円60回427,378円となり、借金総額は1,247,934円1,427,378円というデータで考えればどうでしょうか。
同じ100万円というお金を同じ金利15.0%で借りても、返済回数が違えば179,444円もの金額差が生じ、より多くの利息を返済しなければアコムを完済できないことがわかります。

総合的に考えれば毎月の返済金額を増額することが、最終的に契約者の返済負担を大きく軽減できる最善策ということが理解できるでしょう。

アコムの返済を元金のみ返済にする最終手段

アコムの借金問題を解決に導くためには、まず借金が1人で手に負える金額なのかを冷静に判断し、無理であれば早期に弁護士に依頼すべきです。
手をこまねいている間にも、訴訟による裁判での強制執行へのカウントダウンが迫っています。

弁護士と具体的に審議をスタートさせ、任意整理個人再生自己破産から適切な債務整理を実行してください。
任意整理は裁判所を必要とせず債務者が弁護士とアコムに交渉し、3〜5年での完済を条件に利息遅延損害金を削減することを目指します。

個人再生は再生計画と呼ばれる借金返済プランを裁判所に提出し、アコムの借金5分の1の金額を3年間で返済する借金支援制度です。
自己破産は利息だけでなく借金元本も免責されますが、一部を除くすべての所有財産が破産法により処分される代償を払うことになります。

債務整理は手続きをすれば誰でも借金をなくせるという、魔法のような解決策ではありません。
必ず相応の対価を払うことになるため、アコムの借金返済の最終手段と考えて慎重に検討してください。

弁護士に任意整理をお願いする

アコムの滞納料金を踏み倒すことは不可能であり、財産を処分してでも返済しなければいけません。

事前に弁護士のサポートを受け任意整理をおこなえば、利息と遅延損害金の免責削減による返済負担の大幅な軽減が期待できます。
任意整理は債務整理のひとつですが手続きに裁判所を必要とせず、債務者・弁護士と債権者の双方の交渉で進みます。

任意整理ではアコムから借入た借金元本を削減することはできません

削減対象は利息と遅延損害金のみとなり、3~5年で借金を完済することを条件に、本来その期間に発生する費用をカットできる仕組みです。
任意整理は債務者単独でもできますが、これまで幾度となく消費者金融で返済に遅れるを繰り返していれば、債権者の信頼を得ることは極めて難しいでしょう。

メリットのない交渉や任意整理の失敗を避けるため、弁護士に任意整理をお願いすることをおすすめします。

元金だけでも返せない時には個人再生・自己破産も検討

任意整理は借金解決の手段のひとつですが、アコムの借金問題がより悪化している状態では残念ながら有効な解決策にはなりません。
自己破産というキーワードは、金融用語に詳しくない人でも認知度の高く有名な債務整理です。

自己破産の特徴は破産法によって所有が認められている自由財産以外、借金返済のために処分されてしまうことです。

また金融事故として信用情報問題がブラックになり、官報で個人情報が公開されるというデメリットがあります。
しかし自己破産が認められると借金返済義務が免責されるため、債務者はアコムの借金から完全に解放される大きなメリットがあります。

個人再生は裁判所に借金減額での再生計画を申請し、認可されると借金総額の5分の1まで減額した金額を3年を目安に返済するという債務整理です。
個人再生はアコムの借金を大幅に削減しながら、住宅ローン特例を併用することで住宅を所有することもできます。

債務整理はどれを選んだかで、その後の債務者の人生が大きく変わることは間違いありません。
メリットデメリットを熟考し何度もシミュレーションを重ね、本当にその決断が正しいのかを見極めて選択しなければ必ず後悔することになります。

無計画なアコムの利用でお金を借りることお金を返すことの本質を軽視すると、ことの重大さを身をもって実感することになるでしょう。

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