リボ払い

リボ払いとはどんな返済方法なのかわかりやすく解説!仕組みやデメリット・種類ややめたい時の対策・後悔しない対処方法等解説

一般的に利用されているカードのリボ払いですが、利便性が高いぶん、デメリットも小さくはありません。
リボ払いによって借金地獄に陥ったひとの共通点には「リボ払いについてをきちんと知っていなかった」という点が挙げられます。

うまくリボ払いをコントロールすることができれば買い物上手になり、リスク回避ができるはずです。リボ払いについての仕組みから困った時の対処法までを知識としてもっておいて損はありません。

この記事でわかること
  • リボ払いとは利用回数や金額に関わらず毎月の支払いが一定額の支払い方法
  • リボ払いは分割よりも金利が高く支払い終えるまでが長い
  • リボ払い専用カードは金銭感覚が薄れつい使いすぎてしまいやすい
  • カードのリボ払いを使ったキャンペーンに勢いだけで乗ってはいけない
  • リボ払いをきれいサッパリ辞やめたいなら繰上げ返済が有効

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【目次】このページ先読み

リボ払いとはどんな返済方法?仕組み等かわかりやすく解説

リボ払いとは、正しくはリボルビング払いといいクレジットカードの返済方法の一つです。一括払いとはちがい、支払い残高に応じた金利手数料がかかります。

  • どんな返済方法?
  • 手数料はどのくらい?
  • 分割払いとどう違う?
  • キャッシングリボとカードローンは同じ?

一般的によく聞く「リボ払い」ですが、具体的な仕組みについてはよくわからないという人に向けて、上記のような疑問に詳しく解説します。

リボ払いとはどんな返済方法?

リボ払いの返済方法とは、利用回数利用金額に関わらず毎月ほぼ同じ金額をカード会社へ返済する方法です。大きなメリットに生活に無理のない支出管理ができる点があります。

【メリット】
使い過ぎた月もそれほど使わなかった月も一定の金額で返済できる

【デメリット】
支払いには支払残高に対しての金利手数料が加算される

毎月支払う一定額の金額は、カードの申込後に審査の上で決定されます。そしてカードが手元に届くときに、カードの利用限度額やリボ払い時の支払額についての案内書が同封されています。(リボ払いの限度額)

自分の場合一定金額とはいくらなのか?を確認したい場合は、カード会社のコールセンターへの問い合わせや、カード会社サイトのマイページにて確認することができます。

リボ払いの金利手数料

リボ払いの手数料は、利用残高に対しての利息として発生します。利息額は実質年率と返済日までの日数に応じての計算になります。
実質年率はカード会社によって異なり規約で確認することができます。クレジットカードのショッピングリボでの実質年率は15.0%が採用されていることが多いです。

【金利手数料の計算式】
利用残高×実質年×返済までの日数÷365

手数料がどのくらいなのかイメージするために例を見てみましょう。
定額の設定金額が1万5千円のAさんが25万円の時計をリボ払いで購入した場合、Aさんの毎月の支払はどのくらいでしょうか。

実質年率15.0%のシミュレーション

支払い月 支払金額 内手数料 内支払元金 支払後残高
1ヶ月目 17,568円 2,568円 15,000円 235,000円
2ヶ月目 17,993円 2,993円 15,000円 220,000円
3ヶ月目 17,802円 2,802円 15,000円 205,000円
4ヶ月目 17,420円 2,358円 15,000円 190,000円

例に挙げたAさんの場合、
上記のように毎月の支払には利息が加算され、17ヶ月目に完済します。試算では総支払額は277,053円になり金利手数料を27,053円支払うことになります。

参考:ショッピングリボ払いの返済シミュレーション(手数料、お支払い合計金額)|ショッピングリボ払い|クレジットカードなら、JCBカード

(シミュレーション結果はカード利用日や支払日によって利息がかわります)

【金利手数料の支払い方】
上記のAさんの例のように、毎月支払う一定額に金利を加算した支払方法ではなく、一定額にすでに金利を含めた金額で支払う方法があります。カード会社の定めによるのでどちらの方式で支払うかを選択することはできません。クレジット会社の規約で確認することができます。

リボ払いと分割払いの違いとは

分割払いは、買い物金額を指定した回数に分けて支払うことができます。カード利用の金額に関わらず一定額で返済するリボ払いとは大きく違います(リボ払いと分割払いの違いは?)。リボ払いと違うポイントを2つ挙げます。

  • 分割払いは、連続して利用すると月々の返済額が増える
  • 分割払いは、設定される金利の実質年率がリボ払いと違う

例えば、
分割3回払いで10万円の物やサービスを購入したとき
支払いは3回で終了します。しかしこのとき別の買い物を再び分割払いで購入した場合、月の支払い額は増えます。

しかしこれと同じ買い物を、リボ払いで購入したとき毎月の支払いが増えることなく一定です。ただ支払い残高がなくなるまで支払いは終了しません。

【分割できる回数】
分割回数は、3回 6回 10回 12回 24回までがオーソドックスだといえますがカード会社によっては 36回 60回の分割が可能なカードもあります。分割できる回数や最低金額の設定はクレジットカード会社によって異なるため確認が必要です。

【分割払いの手数料】
分割2回までは手数料が無料のカードが多いです。金利手数料の金額はリボ払いと同様に実質年率と返済までの日数によって算出されます。分割払いの実質年率は、リボ払いよりも低い傾向にあり10~15%が多いです。

キャッシングリボ払いとカードローンの違い

クレジットカードのキャッシングリボ払いとカードローン。これらの共通点は、現金が必要になったときにカードを使ってすぐにお金を借りることができること、毎月返済が発生することです。
ただしカードローンとキャッシングリボには、その利用可能額利息に大きな違いがあることがわかります。

【カードローンとは】

消費者金融や銀行が発行するキャッシングに特化したカードです。利用限度額内であればATMなどで借入ることができます。
金利手数料が実質年率と借入日数によって計算され、毎月返済が発生します。利率は消費者金融のカードローンよりも銀行系のカードローンの方が低い傾向にあります。

カードローンもキャッシングリボも、利用可能額はカード会社の審査によって決定されます。しかし金利の面では、キャッシングリボが一律18%の採用が多い一方で、カードローンの金利は貸付金額によって大きく変動があります。このことを踏まえてもカードローンとキャッシングリボには大きな差を見ることができます。

キャッシングリボ払いと
カードローンの違い
カードローン キャッシングリボ
金利(実質年率) 1%〜18% 15%〜18%
最大利用可能枠(要審査) 500万〜800万円 100万円以内
返済方法 一括・残高スライド方式※カードローンにより若干異なる 一括・リボ

キャッシングリボ払いの仕組みとは

キャッシングリボ払いは、クレジットカードでATMなどから現金を借入し、その利用残高を毎月一定額で支払っていく仕組みになっています。

お金をいくらまで借りることができるのかはそれぞれのカードに設定された利用限度額を確認します。クレジットカードが手元に届くときに同封されている、キャッシング枠リボ払いの設定額についての案内で確認するか、クレジットカード会社の会員ページにログインし確認することができます。

【キャッシング枠とは?】

たとえば「ショッピング枠50万円キャッシング枠20万円」と書いてあった場合、そのカードの総利用可能額は50万円です。
つまりキャッシング枠とはショッピング枠の中で存在する利用可能額になります。キャッシングを利用すればショッピングで利用できる可能額が減ってしまうということです

リボ払いの種類

リボ払いとは借入の金額や回数のかかわらず毎月一定額で返済する方法でした。実はリボ払いにも種類があり、正しく理解しておくべきポイントになります。

  • 残高スライド方式
  • 定額方式
  • 定率方式

支払額に変動があっては困る人には、残高スライド方式は向いていないでしょう。
自分が使うリボ払いは初期設定でどの方式が採用されているのかカード会社に確認しておくことが大切です。

なお、定額方式と定率方式はカード会社が定めていることが多く変更ができませんが、残高スライド方式への変更は可能であることが多いです。

3つのリボ払いの種類について詳しく解説します。

残高スライド方式

リボ払いの種類のうち残高スライド方式とは、支払い残高の大きさに応じて毎月の支払い一定額が増減する方式をいいます。
未払い残高が少ない時は返済額も少なめに、未払い残高が大きくなった時は返済額も多めに支払うかたちになります。

【残高スライド方式の一例】

(楽天カードでキャッシング利用可能額が50万円以下の場合)

  • 支払い残高が20万円以下のとき、支払額は1万円
  • 支払い残高が20万円超50万円以下のとき、支払額は2万円

参考:キャッシングリボ払いについてのご紹介|楽天カード

(楽天カードのリボ払いは何がやばい?理由・やめる方法や手数料・金利がいくらか等を解説)

残高スライド方式のメリットは、借入れている残高がより早く減るので総返済金額を抑えることができることです。キャッシングを使い過ぎたときは自動的に返済額も多くしておきたいと考える人に向いています。

ただし返済額が変動するとキツい場合には、残高スライド方式よりつぎに解説する定額方式や定率方式が望ましいでしょう。

定額方式

リボ払いのうち定額方式とは、未払い残高の大きさにかかわらず毎月、設定した一定額に金利手数料を加算して支払う方法です。
支払い残高が20万円でも50万円超でも、スライド方式のように一定額が変動することはありません。

着実に元金を減らせることがメリットです。リボ払いの設定金額すべてが借入元金に充てられるからです。

支払額(>リボ設定額)=リボ設定額+金利手数料

一定額の返済とはいえ、金利手数料によって毎月の支払額に差が生じてしまいます。しかし利息をいくら支払っているかを把握しやすいという利点もあり、コツコツと着実に返済したい人に向いているリボ払い方式だといえます。

定率方式

リボ払いの種類のうち定率方式とは、未払い残高の大きさにかかわらず毎月固定した一定額を支払う方式です。定額方式との違いは、固定した一定額に金利手数料も含まれている点です。

安定した支払いができることが定率方式の最大のメリットです。

支払額(=リボ設定額)=返済元金+金利手数料

ただし定率方式では、毎月の支払額のうち金利手数料が優先されるため未払い残金がなかなか減り切らないことがデメリットになります。

リボ払いで「いつまでたても支払いが終わらない」というケースがうまれやすいのです。

リボ払いのメリット

リボ払いが一般的に利用されている理由には、それなりのメリットがあるからです。リボ払いにおける大きなメリットは

  • 毎月の支払いが一定だから楽
  • いまお金がなくても買い物ができる

利用者に社会的信用が備わっているからこそ利用できる大きな利点ではないでしょうか。

毎月の支払い金額を一定にすることができる

支払いが一定であることで、毎月くる請求額の大きさにヒヤヒヤする必要はありません。

  • 支払い苦で悩まなくてもいい
  • 支出管理がしやすい
  • 先の計画が立てられる

リボ払いだと毎月の支出がわかるので、家計の管理がしやすくなります。家計管理がしやすくなると余裕を見つけてリボ払いの繰り上げ返済をすることもできるでしょう。

【繰上げ返済でもっと楽になれる?】

毎月のリボ払いとは別に、未払い残高の一部を払い込むことです。返済した分だけ未払い残高が減るので利息を減らことができ、カードの利用限度枠に空きができます。

今、お金がなくても購入することができる

「どうしてもこれが欲しいけど今お金がない」という境遇を経験したことがあるのではないでしょうか。
カード会社は利用者に信頼を持ってカードを貸与しています。いま手元にお金がなくても、カード会社の立て替えによって、利用限度額内で欲しいものを購入することができるのです。

さらにリボ払いならではのメリットには、ふだんは高額でとても手に届かない商品やサービスでも、あきらめずに購入することができるという点です。
一回払いならば来月すぐに全額払わなければならず購入を諦めるかもしれません。しかし毎月一定額ずつのリボ払いであれば無理なく買い物ができてしまうからです。

お金がないのにカードで買い物ができる理由は、後で必ず支払ってくれるという社会的信用があるからです

リボ払いのデメリット

リボ払いには便利で大きな利点がありました。
しかしその分デメリットも大きく、知らずに使いづづけることでのちのち後悔するケースもあります。

【リボ払いにおける注意点】

  • 比較的、金利が高い
  • 毎月の支払いが少ないと完済までが長い

結果的に支払い総額が、利用可能額を大きく超えるまでに膨らんでしまうケースも少なくありません。上記のようなリスクを伴ってしまうため、リボ払いにおけるデメリットについてを具体的に知っておく必要があります。

金利が高い、返済総額が大きくなる

リボ払いにおける注意点の一つは、金利です。クレジットカード会社のほとんどは、分割払いよりもリボ払いの方が金利が高い傾向にあります。
実質年率を見るだけでも差は明らかです。カード会社によって詳細が異なりますが、分割回数によって10~15%が多く採用され、リボ払いは一律15%が多いのが現状です。

【例:三井住友カードで3万円のお買い物】
(15日締め翌月10日払いのとき)

  • 分割3回払いにしたとき:(実質年率12.0%)金利総額603円
  • リボ払いしたとき:(実質年率15.0%)金利総額685円

(参考:リボ払いと分割払い|クレジットカードの三井住友VISAカード

上記の例にあるように、金利が高いリボ払いの方が支払額が増えてしまい、支払い総額にすると大きな差として現れます。

毎月の返済額を最低金額にしておくと返済期間が長くなる

リボ払いで注意すべきもう一つの点は、返済額が少ないと元金がなかなか減らないというリスクです。
金利額は支払い残高の大きさ返済までの日数が影響するので、返済額を最低金額にしていた場合、一向に残高が減らず手数料の上乗せ勢いが止まらないのです。

返済期間が長くなればなるほど、結果的に金利手数料が高くなってしまいます

最低返済額は5,000円であることが多いですが、最近は10,000円や20,000円だけでなく千円単位で設定できる場合が少なくありません。
返済期間を少しでもはやく終わらせるためには、無理のない範囲で7,000円や11,000円などの自由な設定を利用することが得策だといえます。

リボ払いの支払額は、カード会社の会員ページか問い合わせコールセンターで変更することが可能です

リボ払いの利用の仕方

巷のお店では、お勘定のタイミングで「リボ払いで」とカード決済をするシーンがみられます。
厳密には、リボ払いの利用の仕方は4つあります。

  • 支払い時に「リボ払い」を選択する
  • 1回払いで決済に後でリボ払いに変更する
  • リボ専用カードを作って使う
  • カード決済が自動でリボ払いになる設定をする

自分に合った方法を見つけることがベストです。詳細を解説します。

支払時にクレジットカードを使い支払い方法は「リボ払い」を選択する

クレジットカードにはいくつかの支払い方法があります。その中から「リボ払い」を選択する方法が最も一般的です。
お店であれば、端末のタッチパネルで「リボ払い」を選択したり、勘定をするスタッフに「リボ払いで」と指定をします。

決済したレシートを確認したことはありますか?カード決済についての記載のなかで「取り扱い区分」が「リボ」と明記されているか見てみましょう。支払い方法の選択を間違えなかったか確認することができます。

支払い回数を後から1回→リボ払いに選択しなおす

2つ目のリボ払いの利用の仕方は、「あとからリボ」と呼ばれるクレジットカード会社のサービスです。
お店でクレジットカードを1回払いで利用した後で、カード会社での手続によってリボ払いに変更することができます。便利さを実感するシーンが多いです。

【どんなとき便利?】

  • リボ払いで購入したはずだが誤って一括で決済してしまっていたとき
  • リボ払いが使えなかったお店での決済をリボ払いに変えたいとき
  • 急な物入りなどで突発的にカードの支払額を減らしたくなかったとき

あとからリボは、いつでも好きな時に変更できるわけではありません。変更することが可能な期間が限られています。カードによって条件など詳細が異なりますが、変更可能な一定期間を見逃さないように注意が必要です。

リボ専用のクレジットカードを作成し、使う

3つ目のリボ払いの利用の仕方は、リボ払い専用のカードを利用することです。文字通り他の支払い方法を選ぶことができず、たとえ「1回払いで」と指定しても自動的に全てリボ払いになるカードです。

リボ払い専用カードには毎月の負担を抑えられるというメリットがある一方で、完済までの期間が長くなり返済総額が大きくなりやすいという、リボ払い特有のデメリットを備えているので慎重に利用することがポイントになります。

【どんな人が向いている?】

  • あとからリボをよく使う人
  • ポイントを貯めたい人
  • カードの支払額を毎月一定額にして家計管理したい人

【リボ専用カードは危険?】

リボ専用カードに慣れてしまうと、金銭感覚が薄れつい使い過ぎてしまうことが少なくないようです。支払い残高をコントロールしながらうまく使うことがポイントになります

クレジットカード会社に自動的にリボ払いになるような設定を登録しておく

4つ目のリボ払いの利用の仕方は、自動でリボ払いになるように登録しておく方法です。事前にカード会社に登録した期間だけ、カード決済で1回払いを指定しても全ての利用が自動的にリボ払いでの支払いになります。

【どんな人に向いている?】

  • ときどきカードを使いすぎる月がある人
  • わざわざ「あとからリボ」を利用することが面倒な人
  • 新たにリボ専用カードを作るまでもないと考えている人

カード会社によって登録型リボのニュアンスが異なります。
たとえば、UFJニコスカードの登録型リボ払いでは、一定期間の自動リボではなく、設定額を超えた分だけ自動でリボ払いになります。
毎月の返済額を超える利用分が自動的に変更されるので設定した返済額を超えない限りは1回払いの扱いとなり金利手数料がかかりません。


(参考:NICOSカード 登録型リボ「楽Pay(らくペイ)」|クレジットカードなら三菱UFJニコス

リボ払いでヤバイ!後悔しない方法

ヤバいような気がした時にはすでにそこそこのお金の悩みを抱えてしまっているケースが少なくありません。なぜなら、リボ払いの手数料がそこまでのしかかるとは思っていないからです。事前の下調べが足りていなかったといえるでしょう。

未払い残高は、1ヶ月後、3ヶ月後にどのくらい減るのか、あるいは、利息によって増えてしまうのかを把握している人は多くはないかもしれません。

リボ払いはとても便利ですが、なんとなくで利用してしまうとお金での失敗を招きます。社会的信用を失ってしまう前にリボ払いで失敗を防ぐための対策をきちんととる必要があるのです。

【リボ払いで後悔しない方法】

  • 支払日には確実に払う
  • 金利の確認と返済の総額について把握
  • お得なキャンペーンにつられない
  • 毎月の利用明細をきちんと把握する

確実に支払日に支払える金額内で利用する

リボ払いの支払いを遅延させてしまうことは、カード会社へ迷惑をかけるだけではなく、自分の今後の人生に悪い方向性を作りかねません。確実に支払期日には支払えるようにしなければなりません。
事前にするべきことは、リボの設定額を収入に対して確実に支払える額にすることです。

【リボ払いの設定を変えるには?】

各クレジットカード会社のホームページへログインしマイページから設定変更できることが多いです。詳しく説明を聞きたい場合は問い合わせコールセンターでオペレーターに依頼することも可能です。

金利や手数料、返済総額を確認、把握しておく

対策としてとても大切なことに、返済総額について確認することが挙げられます。この対策をしておくかそうでないかで、その後のお金の流れにグッと差がうまれます。具体的には、利用するリボ払いの利率や手数料についてを把握することです。

【リボ払いの手数料の算出式】
支払い残高×実質年率×借入日数÷365

リボ払いシミュレーションを利用すれば、下記のような例でも金額を入力するだけで詳細を把握することができます。

【例】

  • リボで使いたい金額:30万円
  • 月々の支払い金額:1万円
  • 実質年率:15%

上記の例の場合のシミュレーション結果で金利返済総額は、次の通りです。

  • 支払い回数:30回
  • 返済総額:354,334円
  • うち金利手数料:54,334円

参考:リボ払いについて | 日本クレジットカード協会

なお、利用するカードのクレジット会社のホームページに掲載されているシミュレーションを利用すれば、より綿密なシミュレーションができるはずです。

ポイント2倍やキャッシュバック等お得・キャンペーンにつられて利用しない

リボ払いで後悔のタネとなりやすいのが、お得なキャンペーンを利用することです。

魅力的な宣伝広告につられ初めてリボ払いを利用した人は、ポイントや還元がもらえて嬉しかったかもしれませんが、ほとんどリボ払いについての知識を持たずに始めてしまうケースが少なくないのです。

下記の一例にあるようなキャンペーンにのってしまいリボ払いを利用し始めると「思っていたのと違う」と後で後悔する原因となるのです。

【リボ払いを誘発しやすいキャンペーンの例】

  • いま3万円以上であとからリボを利用すると抽選で3万円キャッシュバック!
  • 今月のキャンペーン!リボ払いの利用分はポイント2倍!
  • 期間限定!もれなく3000円キャッシュバック

毎月利用明細の内容を確認し納得して支払う

リボ払いで失敗しないためには、利用明細の確認は必須です。
たとえば、利用明細を数ヶ月放置し、気がついた時には未払い残高がふくらんでいて手数料も大きくなっていることに驚いてしまうことがあります。

毎月一定額で支払いができているから、わざわざ明細を見ないという人も少なくないのではないでしょうか。

【リボ払いの明細で注視すべきポイント】

  • 先月までの未払い残高
  • 今月の利用高
  • 今月支払った後の残高

上記の中でも特に3つ目の「今月支払った後の残高」は必ず把握が必要です。なぜならこの残高に対して金利手数料がかかってくるからです。
ここを理解し納得して支払うことができている人は、リボ払いでヤバい状況に陥りにくいといえます。

リボ払いをやめたいと思った時にできる対策

昨今の暮らしの中ではクレジットカードをやめることは現実的ではないかもしれません。しかしリボ払いだけを辞めてしまうことはできるのではないでしょうか。

リボ払いを完全に断つための対策は大きく3つあります。

  • 繰上げ返済で未払い残高を0円へ
  • リボを利用できなくする
  • 新たにリボ払いのカード利用はしない

これらの対策を順番に解説します。

一括返済、繰上げ返済をして支払残高を0円にする

リボ払いを辞めるためには、いまある未払い残高をなるべく早く0円にしてしまう努力が必要です。多くのクレジット会社で繰上げ返済が可能です。(リボ払いの一括返済とは!返済方法やメリット・注意点や一括返済ができない時の対処方法等解説)
クレジットカード会社のホームページには、今すぐ返済したい場合の支払い方法が掲載されています。

【繰上げ返済の支払い方法】
(SMBC三井住友カードの場合)

  • 口座振込:カード会社指定の口座へリボ払いの残高を一部でも全額でも支払うことができる
  • ATM支払い:銀行やコンビニのATMで手数料0円で支払うことができる

参考:リボ払いの臨時のお支払い方法|クレジットカードの三井住友VISAカード

なるべく早く残高を0円にする必要がある理由は、支払い残高が残ると金利がかさみ続けることになってしまうからです。
未払い残高の全てを一括で返済することがリボ払いを辞めるための対策として最も効果的な方法だといえます。

【繰上げ返済の資金どうする?】

  • 身内に相談して都合してもらう
  • 時計やバッグなどを売って捻出する
  • 節約生活を計画する
  • 給料の前借りを試みる
  • より金利の低いカードローンで返済する

リボ専用カードは解約、自動リボ払いは設定を解除する

リボを辞めたいならば、リボ払いを使えなくしてしまう必要があります。
リボ専用カードを持っている場合は解約しましょう。自動でリボ払いになる登録をしていた場合はすぐに解除しましょう。

【カード解約の注意点①】

解約の申し入れをせずカードを切って処分し終わらせてしまう人がいますが、会員情報が継続して残っています。年会費の請求が来てしまうこともあるので確実に解約手続きをしましょう

【カード解約の注意点②】

カード会社の多くは、カードの解約には未払い残高の完済が条件になっています。解約の申し入れをしても、支払いが終わっていない間は会員として生きています。

一般的なクレジットカードからリボ払いの設定を取り外すことはできません。

新規のリボ払いを増やさない

今後はリボ払いを辞めたいのならば、お店での利用で「リボ払い」を指定しないようにしましょう。一回払いだけしか使ってはいけないと厳しくマイルールを作った上でクレジットカードを持っておくようにするといいかもしれません。

リボ払い残高の蓄積は、金利手数料の沼だともいえます。新規でリボ払い残高を作らないように気持ちをしっかりと保つことが大切です。

リボ払いの返済が厳しくなってきた時の対処方法

リボ払いの返済が厳しくなってきたときにできる対処法は下記の2つです。「厳しいけどまだいけるかもしれない」と粘っても状況が改善することはほぼありません

  • 金利を比較しカードローンへの借りかえを検討
  • 債務整理を検討

この対処法はなるべく早い段階で検討することで、最悪の状況を回避できるはずです。詳細を解説します。

カードローンの金利と比較、借り換えを検討する

より低い金利率で借り換えすることができれば、総額の支払い負担はグッと低くなるはずです。カードローンへの借り換えが一つの手段となります。(リボ払いの借り換えとは)
なぜなら、クレジットカードのリボ払いは実質年率が一律で15%が採用されていることが多いですが、カードローンの場合は1~18%で借用金額や審査によって決められるからです。

【金利手数料の実質年率の各社一例】

  • JCBクレジットカードリボ払い 15.0%
  • 三井住友銀行カードローン   1.5%~14.5%
  • イオン銀行カードローン    3.8%~13.8%
  • 楽天銀行スーパーローン    1.9%〜14.5%
  • プロミスのカードローン    4.5%~17.8%

支払い滞納が無いならば、借り替えはより有効的なはずです。新たに審査に通る必要があるからです。リボ払いの返済が厳しくなったときにできる対処法として、カードローンへの借り換えは比較的ハードルが低い方法だといえます。

債務整理ができないか弁護士に相談をする

リボ払いが厳しくなった時のもう一つの対処法は弁護士などの専門家に相談することです。相談の目的は債務整理を検討することになります。

債務整理とは、借金で苦しむ国民のための救済措置です。借金を減額するために裁判所に申し立てが必要になってくるケースもあり、個人ではなかなか難しい場面が多いです。手続きには弁護士や司法書士に相談が必須だといえます。

とはいえ、いきなり弁護士事務所のドアを叩くことに抵抗を感じる人も少なくありません。身近なところで始めるならば、下記の法テラスや、住まいの役所で開かれる無料相談会などを利用することが望ましいかもしれません。

初めての方へ|法テラス

国によって設立された法的トラブル解決のための総合案内所で、無料法律相談や弁護士費用の立て替えなどに応じてもらえるケースもあります。メールでの問い合わせは24時間受付けされています。

※電話で相談も可能
法テラスサポートダイヤル:0570-078374
(平日9時〜21時・土曜9時〜17時)

返済を減らすために借金減額シミュレーターを試す

弁護士など専門家への相談にハードルの高さを感じるならば、借金をどうすればどのくらい減らすことができるのかを客観的にみてみることから始めましょう。借金減額診断はネットで365日24時間無料で見てみることができ有効的なツールです。

借金減額シミュレーターを利用することで、弁護士に相談する前にどのくらい減額が可能かという情報を無料であらかじめ知ることができます。

また、じっさいに弁護士に相談することになったとしても、減額診断の結果が材料となりその後の相談話がスムーズに進むことになり得るメリットもあるのです。

【怪しい減額診断ではないか?チェックする方法】

  • サイトに運営者情報が掲載されている
  • サイトにプライバシーポリシーが掲載されている
  • 診断は無料と記載されている

借金減額診断を「詐欺だったらどうしよう」と警戒してもおかしくはありません。ただ、減額診断のサイトにプライバシーポリシーとともに法律事務所が運営していることが明記されていれば、個人情報を欲する詐欺グループによる悪サイトではないといえます。

また、シミュレーターを利用したからといって債務整理に着手するわけではないです。借金減額診断の仕組みが、あくまでも無料で減額診断だけしたあとに、必要であれば弁護士が債務整理のお手伝いをするシステムになっているからです。

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この記事の監修者 山口学
自己紹介 株式会社トイントの代表取締役。「債務解決サポート」の編集・監修を行っています。10年以上のWEBメディアの運営・管理経験を活かし、最新のトレンドや現実事例を元にした情報提供に力を注いでいます。
事務所 株式会社トイント
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