「助けてお金が借りられない」時の方法はどうする？明日生きるお金がなくても「誰でもお金貸します」利用はNGの理由等解説

お金が借りられないからといって、だれにでも貸してくれるような相手からお金を借りるべきではありません。審査なしで借りられる業者はほぼ悪徳業者なので、利用したが最後、犯罪に巻き込まれたり執拗な恐喝を受けたりする可能性が非常に高いです。

お金を用意する方法は一つではありません。一時的にお金を作る方法から、給料以外に定期的な収入を得る方法まで、手段を選ばなければお金を稼ぐ方法はいくらでもあります。もちろんすべて合法なので、気後れする必要は全くありません。

なんとかしてお金を用意したい人のために。お金を借りられない人がお金を作るための方法や、お金がないときにやってはいけないことについて紹介します。借金が借りられない人はもちろん、収入を上げたい人にも役立つ情報が満載なので、ぜひ目を通してください。

助けて！お金が借りられない時に工面する方法

基本的に、働けばお金はもらえます。本業以外にアルバイトや日雇いで働けば、給料とは別口からの収入を増やせます。諸事情で家を出られずアルバイトなどが難しい人でも、現在ではパソコン1台あれば在宅ワークで稼ぐことも可能です。

一刻も早くお金を用意したい場合は、手持ちのものを売却するのが最も手っ取り早い方法です。ブランドものや家電などを専門点に売ればまとまったお金を作りやすいですし、買い取ってもらえないものでも、フリマアプリを活用すればお金に換えられます。

また、生命保険を契約していたり、クレジットカードを所有していたりする人は、それらを利用してお金を借りられる可能性があります。リスクがとれるのであれば、株やFXを使ってお金を増やす選択肢もありです。

アルバイト・日雇いなどで働いて稼ぐ

アルバイトや日雇いで働けば、確実にお金を手に入れられます。就職よりはハードルが低いため、現在無職の人であっても現実的な選択肢です。体力に余裕があるなら、本業がある人でも副業として働くのは十分に検討できます。

アルバイトや日雇いは比較的まとまったお金を得られるうえに、継続すれば収入の増加にも繋がります。出勤スケジュールをある程度融通してもらえる場合も多いため、体力に自信のない人でもできる仕事はたくさんあります。

デメリットはもちろん、稼ぐために労働が必要になることです。既に本業がある場合は、本業の後か休日返上で働く必要があるため、体力を使います。また、病気などの理由で働き続けられない人も、雇ってもらえない可能性があるため、安定した稼ぎには不向きです。

オンラインでできる在宅ワークで稼ぐ

家から出られないからといって、労働で稼ぐことを諦める必要はありません。現在は在宅ワークもたくさん種類があり、インターネットにつながったパソコンさえあれば、自宅に居ながら仕事を受注できます。

在宅ワークのメリットは、働く時間を自分の裁量で決められる点です。病気などが理由でアルバイトができない人でも、在宅ワークなら調子がいい時だけ作業して、具合が悪い時には休むといった柔軟な働き方ができます。

在宅ワークは、極めればアルバイトどころか、正社員を超えるほどの収入を得られる可能性を秘めています。一方、始めたばかりのころはどうしてもアルバイトより稼ぎが劣ってしまうため、どれだけ熱意をもって継続できるかが稼ぎのポイントです。

リサイクル店で家電やゲームを売る

すぐにまとまったお金が必要な場合は、手持ちのものを売るのが最も手っ取り早いです。不用品の売却は、大した労力を使わず即日にリスクなくまとまったお金を得られるという、いいこと尽くしの方法といえます。

高値で売りたいなら、単価の高い家電やゲームがおすすめです。リサイクルショップであれば四六時中買取をおこなっているため、思い立ったタイミングですぐに売却してお金を作れます。

ただし、家にあるものを売ってお金にするため、2度も3度も効果的な方法ではありません。売れば売るだけ、売れるものは少なくなっていくからです。また、家に売れるものがなければ、最初の1回すらまとまったお金を作れないケースもあります。

フリマアプリで不用品を売る

お店では買い取ってもらえないようなものでも、フリマアプリであれば売ってお金に換えられます。フリマアプリは、パソコンかスマホを持っていれば誰でも気軽に利用でき、外に出る必要もありません。

お店に売却する場合と違い、売値は自分が決められる点がメリットです。自分には不要でも他人が欲しいと思うものであれば、思わぬ高値で売れるケースもあります。売るものがある限りは、継続的に売ってお金を得ることも可能です。

ただし、出品しただけで売れるわけではありません。写真を撮ったり説明を徹底したりして、自分の不用品が買ってもらえるように努力する必要があります。売りたい価格で売れる保証もないので、思ったようにお金を得られないことも多いです。

生命保険の契約者貸付でお金を借りる

積み立て型の生命保険に加入している人は、契約者貸付制度を使うことで今まで積み立てた金額を一時的に借りられます。既に積み立てているお金が担保になるため、審査を受けることなく確実に融資を受けられる点がメリットです。

借りている間も、生命保険は維持され続けます。きちんと返済すれば、保険を解約する必要もありません。早ければ即日融資も可能なので、今まで積み立ててきた生命保険がある人は検討の余地があるといえます。

ただし、万が一借りている最中に保険金が支払われるような事態になってしまった場合、支払われる保険金は借金と相殺されます。また、返済ができなければ保険自体を解約しなければいけない点も、無視できないデメリットです。

株やFXで今あるお金を増やす

ある程度の元手がある人には、株やFXを使ってお金を増やしていく選択肢もあります。うまく相場を読んで売買を繰り返せば、働くことなく短期間で大金を得ることも不可能ではありません。

ただし、株やFXをおこなう場合、元本が減らない保証はありません。読み違えてしまえばお金を増やすどころか減らしてしまうことも日常茶飯事です。特にFXは、レバレッジ(持っているお金以上の運用をする)取引に失敗すれば、全財産を失って借金を背負う可能性も十分に考えられます。

リターンとリスクは表裏一体です。一気に稼げる運用は、同じくらい一気に失う可能性も内包しています。とはいえお金を増やせる可能性があることは事実なので、取引ごとのリスクをしっかり把握して、自分のリスク許容度の中でお金を動かせる人は、株やFXも検討してみてください。

質屋でブランド物など売ってお金に換える

ブランド物のアイテムを持っている人は、質屋の利用もおすすめです。ブランドアイテムを質屋に預け、融資を受けられます。期日までにお金を返せれば、預けたアイテムも返ってくるため、売却することなくお金を得たい人にはおすすめです。

また、買取もおこなっているため、売りたいブランドアイテムがあれば高値で買い取ってくれます。一般的な中古ショップよりも査定がしっかりしている傾向があるため、状態の良いハイブランドアイテムほど、質屋に持ち込んだほうが高リターンです。

注意点として、質として預けたまま保管期限を過ぎてしまうと、質流れとなり取り返せなくなってしまいます。預けているアイテムには利息もかかってしまうため、取り戻すつもりなら早めの行動を心がけてください。

クレジットカードのキャッシングでお金を引き出す

クレジットカードを持っている人は、キャッシング枠を使ってお金を借りられます。キャッシング枠さえ残っていれば審査は必要ないため、カード会社に連絡したり、最寄りのATMで手続きを済ませたりすればすぐにお金を借りられる点がメリットです。(キャッシングリボとは？支払い方法・手数料(金利)やデメリット・返済がやばいとなる前の対処方法を解説)

借りたお金は、翌月以降のクレジットカード払いに加算されます。キャッシング枠の分割払いも可能なので、しばらく返済できる見込みがない場合は、分割して月々の負担を減らす方法も検討してください。

ただし、分割すると利息によって支払い総額は増えていきます。また、返済の見込みがなければその場しのぎになってしまい、利息だけがどんどん増えていくことになってしまうため、一般的な借金と同様計画的な運用が大切です。

「誰でもお金貸します」でお金を借りてはいけない

中小規模の消費者金融の中には、「だれでも審査不要でお金を貸します」とうたっている業者があります。しかし、これらは悪徳業者や詐欺である可能性が非常に高いため、どんなにお金に困っていても頼るべきではありません。

仕事がなくてお金が得られない人は、ハローワークなどの職業安定所を利用してみてください。自分に合った就職先を斡旋してくれるため、自力で仕事を探すよりも仕事を見つけられる可能性が高いです。

また、事情があって働けない人であっても、国や行政の支援に頼れるケースがあります。各種支援金や給付金を利用すれば、一時的にお金を工面できる人はたくさんいます。これらの制度は、対象になっていることを知らない人も多いため、自分が使える制度がないか調べることが大切です。

ブラックで借りられる可能性があるのは中小消費者金融

基本的に、ブラックリスト入りしてしまった人は消費者金融であってもお金を借りられません。しかし、中にはブラックリスト入りしている人でも借りられる業者も存在します。主に、中小の消費者金融に多く、どこからもお金が借りられない人はつい頼ってしまいがちです。

しかし、だれでも借りられる業者はヤミ金だったり詐欺業者だったりする可能性が高く、まっとうにお金を借りられる保証はありません。それどころか、個人情報を悪用されてしまったり、法外な利息を請求されたりするケースが非常に多いです。

返ってくる保証がないにもかかわらずお金を貸してくれるのは、お金が返ってこなくてもメリットがあるか、無理やりにでも返済を迫ってくるかのどちらかです。いずれにしてもまっとうな金融業者ではないため、身の安全のためにもブラックで借りられる相手から借りるべきではありません。

無職でお金が必要な時はハローワークで相談する

無職でお金が必要だけど、どこで働き口を見つけたらいいかわからない。そういった人はハローワークの利用がおすすめです。ハローワークは国が運営する機関で、就職したい人に対して職業相談や紹介などをしてくれます。

応募書類の添削や面接対策といった、就職に関するあらゆることがらをサポートしてくれるため、どうやって職についたらわからない人にとって強い味方です。基本的には無料で利用できることから、お金のない人でも安心して利用できます。

ハローワークは全国に500カ所以上存在しており、地域の求人にも強いので近くで就職しやすい点もメリットです。もちろん、就職するためには自分の努力が必須ですが、ハローワークはその努力を強力にサポートしてくれるため、利用しない手はありません。

働けない状態なら行政、国や市役所に相談する

特別な事情で働けない人に対しても、国は救済制度を設けています。国や市役所に相談することで、給付金やサポートを受けられるため、働けないからと諦める必要はありません。主な支援内容としては、以下のものが挙げられます。

これらの支援はあくまで一例であり、細かいケースや現状によって、様々な支援を受けられる可能性があります。自分が該当するか確認するのが難しい場合は、ひとまず最寄りの市役所に相談し、受けられる支援がないか確認してみてください。

シングルマザーなら母子父子寡婦福祉資金貸付

シングルマザーの強い味方となってくれる制度が、母子父子寡婦福祉資金貸付制度です。子供がいるひとり親世代を対象として、融資を受けられます。もちろんシングルマザーだけでなく、父親だけの世帯であっても融資の対象です。

必要な資金の種類によって、融資を受けられる金額や返済期間は多岐にわたります。いずれも保証人がいれば無利子で借りられる点が特徴で、保証人がいない場合でも年率1%と破格の条件で借りられる点は、消費者金融にないメリットです。

母子父子寡婦福祉資金貸付制度は、地方公共団体の福祉窓口から申込ができます。大抵は子供が成人するまで借りられ、限度額も多いことから、ひとり親世帯は必ず頭に入れておくべき制度です。

明日生きるお金がない時でもやってはいけない方法

お金がないときは余裕がなくなるため、お金を得るためにいろいろなことに手を出してしまいがちです。しかし、なかにはお金を得るどころかさらにお金を失ってしまったり、生活に支障がでてしまったりする行為も存在するため、注意してください。

たとえばお金がないからと、ギャンブルでお金を増やそうとする人は意外と多いです。しかし、大抵は賭けに負けて余計お金がなくなってしまいます。個人間の融資も、信頼性に欠けるため、おすすめしません。

女性はパパ活や援助交際、男性は裏バイトなどによって、安易にお金を得ようとする人が後を絶ちません。しかし、これらの行為は身の安全が保障されていないため、取り返しのつかない事件に巻き込まれるリスクもあることから、やはり非推奨です。

パチンコ・スロット・競馬・競輪などの賭け事で増やそうとする

パチンコや競馬は、趣味の範囲でおこなうなら全く問題ありません。しかし、お金を増やす目的でおこなうには運の要素が強すぎるため、ほとんどの人が逆にお金を失って終わりになる可能性が高いです。

前述した株やFXも同じだと思われがちですが、これらはやり方次第でリスクを抑えつつ運用できるため、ギャンブルに比べればまだ再現性があるといえます。しかし、ギャンブルは再現性がほぼないことから、運よく1回成功したとしても成功を積み重ねることができません。

また、ギャンブルによる浪費は自己破産の免責不許可事由に該当するため、万が一賭けに負けて借金を背負うことになっても、自己破産できない可能性が高いです。自分の人生を運に任せるのはあまりにもリスクが高いため、生活資金をギャンブルで増やす行為はおすすめできません。

個人間融資掲示板や闇金で借りる

個人間融資掲示板や闇金では、ブラックリスト入りしたなどの理由でお金がほかから借りられない人でも、融資を受けられる可能性があります。しかし、融資を受けるためのデメリットが大きすぎるため、絶対に利用すべきではありません。

まず、個人間融資や闇金は法律を遵守しないため、法律を無視した利息設定や取り立てを平気でおこなってきます。また、借りるために教えた個人情報を悪用され、知らぬ間に犯罪の片棒を担がされていたというケースも多いです。

そもそも、信用がない相手なので、本当にお金が借りられるかどうかも定かではありません。利用するメリットがないどころか、人生に影響がでるレベルの被害を被る可能性が高いです。生活に困窮した場合は、怪しい相手ではなく国や自治体を頼ってください。

パパ活・援助交際

女性が手っ取り早く稼ぐための手段として、パパ活や援助交際を挙げる人がいます。しかし、これらの行為は非常にリスクが高いため、単にお金目当てでおこなうと取り返しのつかない事態に発展する可能性が高いです。

確かにパパ活や援助交際自体は、法律には違反しません。しかし、たとえば相手が既婚者だった場合は、相手の奥さんから慰謝料を請求される可能性があります。また、素性がわからない初対面の男性と二人きりになると、事件に巻き込まれたり乱暴されたりするリスクも跳ね上がります。

女性が18際未満であればそもそも違法行為になってしまいますし、不特定多数と関係を持てば売春防止法に引っかかる可能性も考えられます。うまく一線を引きながら稼いでいる女性がいることは否定しませんが、リターンとリスクが釣り合わない稼ぎ方であることは事実です。

闇バイト・裏バイトなど高額な怪しいアルバイト

一般的な求人をおこなっていない闇バイトは、短期間で高額を稼げることからねらい目だと思っている人も多いです。しかし、多くの闇バイトは法律に触れる可能性が高く、知らずに参加したとしても後々警察に逮捕されるケースは少なくありません。

また、裏バイトは反社会的勢力や詐欺グループが絡んでいることが多く、そういった団体とつながりができてしまうこと自体が大きなデメリットです。個人情報を悪用して脅迫されたり、知り合いや家族が被害にあってしまうこともあります。

さらに、万が一被害にあったとしても、自分も違法な行為に加担している以上、自分も一緒に捕まってしまう可能性が高いです。これらの理由から一度でも利用すると抜け出しづらく、ずるずると悪事に手を染めることになってしまうため、裏バイトを利用すべきではありません。

クレジットカードの現金化

クレジットカードで購入したものを買い取ってもらい、現金を得る仕組みがクレジットカードの現金化です。もしくは、業者から安価な商品を高額でクレジット決済し、購入特典として現金を一部キャッシュバックしてもらう方式も存在します。

キャッシング枠がないときに使えそうだと思う人もいますが、この方法は一時的な現金を得る代わりに、金銭的には大きく損をする方法です。また、そもそもクレジットカードの適切な使い方ではないため、カード会社から一括返済を求められるケースもあります。

また、クレジットカードの現金化は犯罪によく使われるため、犯罪や詐欺に巻き込まれるリスクも高いです。さらに、クレジットカードの現金化をすると自己破産できなくなることから、生活を立て直すことも困難になってしまいます。

お金が借りられない時の最終手段

どうしてもお金が借りられないのであれば、国や社会福祉協議会を頼ってください。生活が困窮した人への融資や支援が充実しているため、生活を立て直すまでの時間稼ぎとして活用できます。

そもそも借金が増えすぎて困っている場合には、債務整理がおすすめです。デメリットこそありますが、利息を減額したり借金の免責を受けられたりするため、借金が返せず辛い思いをする生活から解放されます。

働けずに生活も維持できない人には、生活保護制度を申請すれば最低限度の生活が保障されます。審査は厳しいですが、働くことなく最低限の収入を得られるようになるため、諸事情で収入を自力で稼げない人は検討すべき制度です。

国・社会福祉協議会の貸付・給付金制度を利用する

生活が困窮している人は、国から融資を受けられます。最寄りの社会福祉協議会で相談することによって、その人に合った融資や支援の相談に乗ってくれるため、生活の維持が困難な場合はすぐにでも相談すべきです。

融資を受ける人の状態や、経済状況、融資の目的によって、受けられる融資の内容は異なります。いずれも消費者金融や銀行からの借金に比べると、低金利かつ返済期間が長いため、借金をしても負担が軽い点がメリットです。

生活困窮者自立支援制度

経済や心身など、あらゆる理由で生活が困窮してしまった人を助けるための制度が、生活窮者自立支援制度です。単に支援するだけでなく、支援を受ける人が生活を立て直して、再度自立できるようにサポートするための仕組みといえます。

支援される金額や返済期間は、支援の目的に応じて変わります。また、どの自治体でもおこなっている取り組みを必須事業、自治体に応じて異なっている取り組みを任意事業といいます。

いずれの場合も、保証人がいれば利息はかかりません。保証人がいない場合でも年率1%で借りられるため、消費者金融から借りるよりも非常に条件がいいです。利用したい人は、地元の自治体に相談してください。

生活福祉資金(緊急小口資金・総合支援資金)

低所得者や高齢者、障害者などが生活に困窮しないように、資金の貸付をおこなう仕組みが、生活福祉資金貸付制度です。生活福祉資金は複数種類があり、主に緊急時の生活維持を目的とした緊急小口資金や、長期的な支援を目的とした総合支援資金などが該当します。

いずれの場合も市町村の社会福祉協議会に申し込みをおこない、審査に通過した場合に融資が確約されます。具体的な条件は世帯状況に応じて前後しますが、前述した低所得者や高齢者、障害者に該当しない場合は融資を受けられません。

生活福祉資金も保証人がいれば無利息、保証人がいなくても年率1.5%で融資を受けられます。低利息で長期間の借入ができるため、生活を立て直すのに時間がかかる人でも、安心して借りられる点がメリットです。

借金があるなら債務整理をする

借金が返せずに生活が困窮している場合は、ほかからお金を借りるよりも借金自体を減額するほうが先決です。自分の資産状況にもよりますが、弁護士や司法書士に依頼して、債務整理を受けることを検討してください。

債務整理には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれ依頼するための費用や減額できる借金の量、デメリットの大きさが異なるため、借金の総額や許容できるデメリットの大きさに応じて、どの債務整理をするのか決めることが大切です。

債務整理には、借金の減額と引き換えにブラックリスト入りしてしまったり資産を差し押さえられたりといったデメリットがあります。しかし、借金が返せないままでいるよりは行動の選択肢が増えるため、借金を返せるめどが立たない人は、検討の余地があるといえます。

減額シミュレーターをやってみる

債務整理によってどの程度借金が減らせるのかを知りたい場合に役立つのが、弁護士事務所などが運営している借金減額シミュレーターです。借金総額や借入期間など簡単な情報を入力するだけで、おおまかな減額幅を無料で算出できます。

結果をもとに相談したほうが話をスムーズに進めやすく、自分が望む方向性も把握しやすいです。どの債務整理をおこなうかの参考にもなるため、弁護士に相談する前に一度は利用しておくことをおすすめします。

ただし、借金減額シミュレーターを餌にした詐欺業者には気をつけてください。借金減額シミュレーターを利用する際は、運営元を確認し、信頼できるシミュレーターであることがわかってから利用すべきです。

生活保護制度を申請する

労働ができず生活が維持できない人は、生活保護制度を利用することで最低限の生活が可能です。ほかの融資と異なり、受け取ったお金を返済する必要はありません。

働かなくてもお金を得られる関係上、厳しい審査が必要です。働けないことはもちろん、預貯金や換金できる資産の有無や、親族からの援助ができるかどうかなども審査対象となっています。

生活保護の申請は、市町村の福祉事務所などで相談を受け付けています。生活保護は日本国民全員が受けられる最後のセーフティネットであり、どんな人であっても健康で文化的な最低限度の生活を保障するための正当な権利です。ほかに選択肢がない場合は、遠慮なく利用を検討してください。

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この記事の監修者	山口学
自己紹介	株式会社トイントの代表取締役。「債務解決サポート」の編集・監修を行っています。10年以上のWEBメディアの運営・管理経験を活かし、最新のトレンドや現実事例を元にした情報提供に力を注いでいます。
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