リボ払い

リボ払いが終わらない理由はなぜ?減らない場合の返済・完済のコツや体験談・終わらせ方等解説

リボ払いでショッピングやキャッシングをしたけれど、いつまでたっても返済が終わらない!という状況におちいっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リボ払いとはリボルビング払いの略称であり、リボルビングは日本語で「回転」という意味です。
この意味のとおり、借り入れた金額を毎月一定額の返済で回転させながら設定された上限額まで利用可能になります。

しかし、リボ払いは月々の負担が少なく利用しやすい反面、返済が長期化しやすいというデメリットもあります。
リボ払いは一般的な融資よりも金利・手数料が高めに設定され、しかも、月々の負担が少なくおさえられるので気軽に使い元金が膨らんでしまうからにほかなりません。

今回の記事では、リボ払いの仕組みと、確実に返済を終わらせる方法を詳しく解説します。

この記事でわかること
  • リボ払いは毎月の返済額が低く設定される反面、返済期間が長期間になる場合が多い
  • リボ払いの仕組みは元金が減りづらい
  • リボ払いの問題点は利用の手軽さ
  • リボ払いを完済するには毎月の返済額の高めの設定と繰り上げ返済が重要
  • リボ払いの返済が苦しい場合には金利の低いローンへの借り換えや専門家への相談が重要

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リボ払いが終わらない・減らない理由はなぜ?

リボ払いがなかなか終わらない、払いつづけても元本が減らない理由は次の4つです。

  1. 金利・手数料の高さ
  2. 返済期間の長期化
  3. 元金が減らない
  4.  利用の手軽さ

リボ払いは継続して利用し続けているうちに上記のような要因が重なり合って、

  • どのショッピングの返済が終了したのかわからない
  • どのくらいの期間返済を続けているかわからなくなった
  • そもそも元金がいくら残っているのかわからなくなった

などの状況におちいり、ついには何時になったら返済が終わるのかわからないという状況になってしまいます。
リボ払いを利用する際には、まずは金利・手数料の仕組みと、返済が長期化する理由をしっかりと把握してリスクを回避することが大切です。

金利が高い、手数料がかかるから

リボ払いが終わらない・減らない理由の1つめは、金利・手数料の高さです。
リボ払いを利用する場合には、実際の利用金額に金利・手数料が加算されます。

金利:キャッシングで利用したリボ払いに対して加算
手数料:ショッピングで利用したリボ払いに加算

金利あるいは手数料は、キャッシングもしくはショッピングかの利用内容によって呼び方は違いますが、借り入れた元金に対して一定の利率で上乗せしなければならない金額です。

リボ払いを利用した場合の金利・手数料は次のような計算式で設定されます。

リボ払いの金利・手数料計算式

金利・手数料=利用残高×金利(実質年率)÷365(日)×利用日数

計算をする際の金利は利息制限法で20%以内に制限され、多くのリボ払いでは15%~18%の間で設定されています。
この金利・手数料が大きな負担となり、元金がなかなか減少しない原因になります。

返済期間が長期化し利息が膨らむから

リボ払いが終わらない・減らない理由の2つめは、返済期間の長期化です。
リボ払いの返済期間とは元本+金利・手数料の合計額をプラスした返済額を元金がなくなるまで継続して返済を続ける期間を意味します。
キャッシングやショッピングの代金を支払う方法は、主に一括払い、分割払い、リボ払いの3種類があります。

種類 支払い方法 金利・手数料
一括払い 1回で払い切る 発生しない
分割払い あらかじめ設定した回数で払い切る 発生しない・低い
リボ払い 一定の金額で継続して支払う 高い

分割払いは借り入れごとに返済回数をあらかじめ設定するので返済期間は明確です。しかし、リボ払いはあらかじめ返済期間を設定した分割払いではありません。
月々の支払金額を低くおさえられる代わりに、支払い期間は長期化し、金利負担も大きくなってしまいます。(リボ払いと分割払いの違いとは?支払いの比較や手数料はどっちが得なのか等わかりやすく解説)

元金が減らない仕組みだから

リボ払いが終わらない・減らない理由の3つめは返済期間の長期化です。
そして、元金が減らない理由も金利・手数料の高さに原因があります。

たとえば金利15%の設定で10万円をキャッシングした場合、返済金額は115,000円になります。一括払いであれば115万円を返済すれば完了ですが、リボ払いの場合は、金利を優先して消化していくように返済額を設定されています。
残高10万円に対して月々5,000円を支払ったとしても、その中で金利が2,000円を占めていたとすれば、実際に返済している元金は3,000円です。

例:返済額5,000円=金利2,000円+元金3,000円

そのため、リボ払いの場合は返済期間が長引いたとしても、いつまでたっても金利ばかりを払っているような状態が続き、なかなか元金の減少にはつながりません。

借金をしている感覚がなく気軽にリボ払いを使ってしまうから

リボ払いが終わらない・減らない理由の4つめは利用の手軽さです。
リボ払いは月々の支払いが低くおさえられ、しかも一定額のために利用していてもいつの間にか借金をしているという感覚がなくなってしまいます

例えば毎月1万円を返済していたとしても、せいぜい1回か2回食事に行く程度の負担でおさえられます。しかも、リボ払いが可能なクレジットカードであれば通常の支払いをするのと同じ感覚で利用可能です。

ただし、リボ払いはいつでも利用できますが残高はまぎれもない借金です。
気軽に利用しているあいだにいつの間にか利用残高が大きくなり、返済が延々と続く結果になってしまいます。

リボ払いが早く終わる返済のコツ

月々の負担は低くおさえられるが支払金が長期化してしまうのがリボ払いの特徴です。そして、返済をしながら新たな借り入れをしてしまうのでいつまでたっても返済が終了しないというのもリボ払いのデメリットのひとつです。

リボ払いを早く終わらせる返済のコツは、一言でいえば「返済期間をできる限り短縮する」ことにつきます。
そのためにできることは以下の2つです。

  • 金利を押さえて元金の返済を加速する
  • 返済額を多めに設定する

要するに、できるだけ早く返してしまえるような工夫が重要なのです。

金利の低いリボ払いを選択する

リボ払いの返済額は元金と金利・手数料の合計金額です。そのため金利が低ければ低いほど、1回の返済で減少する元金の額が多くなります。
一般的にはクレジットカードのリボ払いよりも、カードローンの金利の方が安めに設定されている傾向があります。

金利比較

・クレジットカードのリボ払い:15%~18%
・銀行系ローン:2%~14.5%

より具体的には、イオンカードや楽天カードなどのクレジットカードリボ払いの金利は15%、これに対して、みずほ銀行カードローンは最大14%、三井住友銀行カードローンは14.5%と低めに設定されています。(楽天カードのリボ払いはやばい?イオンカードのリボ払いを一括返済)
さらに、たとえば東京スター銀行のおまとめローンであれば12.5%の低金利です。

できるだけ金利の低いローンに借り換えれば、その分元金完済への期間も短くなります。(リボ払いの借り換えとは?)

毎月の返済額を無理ない範囲で高くしておく

リボ払いをできるだけ早く終わらせるもう一つの方法は、毎月の返済額をできるだけ高く設定することです。クレジットカードのリボ払いでは最低返済額が3,000円や5,000円などかなり低めに設定されています。
しかし、だからといって最低返済額のままで返済を続けていれば、いつまでたっても金利ばかりを払って元金は少しも減らないという事になりかねません。

リボ払いの毎月の返済額は自由に設定が可能であり、当然、毎月の支払額が多いほど完済までの期間も短くなります。
ただし毎月の返済額でよくある失敗は、できるだけ早く完済したいばかりに毎月の返済額を高く設定しすぎてしまい、結局苦しくなって追加キャッシングをしてしまうことです。

毎月の返済額は、あくまでも無理のない範囲で高めに設定することが重要です。

臨時収入があった時には繰上げ返済や一括返済をしてしまう

臨時収入があった場合には、リボ払いの繰り上げ返済にあてて少しでも元金を減らすのも早く終わらせるためには有効な手立てです。(リボ払いの一括返済とは!返済方法やメリット・注意点や一括返済ができない時の対処方法等解説)

臨時収入とは、サラリーマンであれば残業や休日出勤などで支給される手当が多かった、フリーターであれば通常よりも多くの日数働いて収入が多かった、などのケースが考えられます。

繰り上げ返済の主な方法は2とおりあります。

  • 翌月の返済金額を増加して設定する
  • 返済日以外の日程で追加の返済をおこなう

その他にも、サラリーマンであればボーナスの50%をリボ払いの返済に充てるなどの決め事をして、年に2回定期的に繰り上げ返済をおこなうのも賢い方法です。

また、まとまって予定外の収入があった場合には、迷わず残高の一括返済をおこない、少しでも早い完済を目指します。
繰上げ返済の方法は金融機関やカード会社によって異なるので、リボ払いの繰り上げ返済方法を事前に把握しておくことが大切です。

リボ払いの体験談

リボ払いは毎月の返済額がおさえられるので、とても便利な返済方法です。一度は利用したことがある方も多いのではないでしょうか。
そして、リボ払いの利用者は以下の2種類に分けられます。

  1. リボ払いの残高を完済をした利用者
  2. リボ払いの残高を完済できずに支払い続けている利用者

いずれの利用者も最初は少額のキャッシングが始まりです。
実際にリボ払いを利用した方のリアルな体験談をご紹介します。

リボ払いを完済した人の体験談

100万円までふくれあがった支払い残高を5年間かけて完済した40歳代男性Aさんの体験談です。

リボ払いのはじまりは30代前半の頃、パソコンの購入にクレジットカードを使用し、支払い方法をリボ払いに設定しました。20万円近い買い物でしたがリボ払いのため毎月の返済額は5,000円程度、ほとんど生活に影響はありません。

この時の失敗はクレジットカードの返済方法を自動リボ払いに設定してしまった事です。つまり、クレジットカードの利用分はすべてリボ払いの元金として積み上げられてしまうのです。
気付いた時にはリボ払いの元金は100万円を超えていました。

即座にカードの使用を中止し、生活費などの最低限必要な金額以外はすべて返済に回していきました。ポイントはできる限り毎月の返済額を多く設定することです。そしてボーナスは繰り上げ返済に活用し、なんとか5年で返済が完了しました。

自動リボ払いの恐ろしさは二度と体験したくありません。

リボ払いが終わらない人の体験談

リボ払いの元金が増加し続けるばかりで完済ができない30歳代男性Bさんの体験談です。

初めてクレジットカードでキャッシングをしたのは25歳の時でした。新卒で就職したのですが会社になじめずに1年で退職、収入は激減です。
退職金も失業手当もないので生活が苦しくなり、ついクレジットカードのリボ払いでキャッシングに手を出してしまいました。

最初は5万円、毎月の支払いはわずか3,000円でした。
その後も就職はうまくいかず、毎月の生活費と遊ぶお金で少しずつカードキャッシングを続け、現在にいたっています。
しかし、収入が安定しない現在でも最低返済額で毎月の返済を続けています

毎月の支払額が固定なので、正直いって借金をしているという感覚は全く持たずに、自分の預金を引き出すような感覚で使用し、いつしか、リボ払いの限度額の上限に達してしまいました。
これ以上はキャッシングすることもできないので、現在も最低返済額を細々と返済しつづけています。
完済の期日ははるか遠く、いつになるのかわかりません

リボ払い残高が100万円の返済期間

リボ払いの最大のデメリットは、返済期間が予想以上に長期間にわたることです。それでは、たとえば100万円リボ払い残高があった場合の返済期間はどれくらいの長期間となるのでしょうか。

リボ払いでは元金と金利を合わせた金額を毎月固定金額で返済していきます。
返済金額の計算式は以下のとおりです。

① 1ヵ月当たりの金利手数料を計算する
計算式:利用残高×金利料率×30日(利用日数)÷365日
② 固定返済額から手数料を差し引いて毎月の返済元金を算出する
③ 毎月の元金の返済額から返済期間を計算する

金利を15%と仮定して、毎月の固定返済額を2万円・5万円・10万円の場合の3パターンで実際の返済期間のシミュレーションをご紹介します。

毎月2万円返済の場合

毎月の固定返済額が2万円の場合のシミュレーションです。

① 1ヵ月当たりの手数料
1,000,000円×15%×30日÷365日=12,328円
② 初回返済の元金
20,000円-12,328円=7,672円

固定返済額が毎月2万円の場合は初回返済では元金が7,672円、毎月元金が少しづつ減少していくので、金利負担金額も徐々に減少していきます。最終的に完済するまでの手数料と支払い合計金額、返済期間は以下のとおりです。

利用残高 1,000,000円
金利・手数料の合計 318,951円
合計返済額 1,318,951円
返済期間 66ヵ月(5年5ヵ月)

毎月5万円返済の場合

毎月の固定返済額が5万円の場合のシミュレーションです。

① 1ヵ月当たりの手数料
1,000,000円×15%×30日÷365日=12,328円
② 初回返済の元金
50,000円-12,328円=37,672円

固定返済額が毎月5万円の場合は初回返済額では元金が37,672円、毎月返済する元金が固定返済額20,000円と比較して30,000円プラスとなるのがわかります。
その分元金の減少も早く、返済期間は短縮されます。
最終的に完済するまでの手数料と支払い合計金額、返済期間は以下のとおりです。

利用残高 1,000,000円
金利・手数料の合計 131,246円
合計返済額 1, 131,246円
返済期間 23ヵ月(1年11ヵ月)

毎月10万円返済の場合

毎月の固定返済額が10万円の場合のシミュレーションです。

① 1ヵ月当たりの手数料
1,000,000円×15%×30日÷365日=12,328円
② 初回返済の元金
100,000円-12,328円=87,672円

固定返済額が毎月10万円の場合は初回返済額では元金が87,672円、5万円返済と比較して5万円上乗せされ、2万円返済と比べれば8万円以上元金の返済額が大きくなります
最終的に完済するまでの手数料と支払い合計金額、返済期間は以下のとおりです。

利用残高 1,000,000円
金利・手数料の合計  68,623円
合計返済額 1, 068,623円
返済期間 11ヵ月

リボ払いの終わらせ方

リボ払いの返済が何年も続くと、もう終わらないのでは?という思いにかられてしまうかもしれません。
しかし、リボ払いとはいえ着実に返済を継続すれば必ず完済することができます。

リボ払いを終わらせるにはどのようにすればよいのか、方法は3とおりです。

  • リボ払いをこれ以上利用しないようにする
  • より金利の低いカードローンに借り換える
  • 専門家に相談する

まずは、現在の借入残高をこれ以上増やしてはいけません。そうすれば元金はすこしずつでも必ず減っていきます。次に、金利を見直して月々の返済のなかの元金の比率を上げること、返済のスピードがアップします。

それでも完済のメドが建たない場合は、思い切って専門家に相談することが重要です。現在の返済状況をよく検討して最善の方法を検討する必要があります。

リボ払いしかできないリボ専用カードは解約する

リボ払いは毎月の負担が低くおさえられます。利用にあたっては、ありがたいメリットなのですが、反面、借入残高が高額に至ったとしてもそれほど罪悪感もなく継続して利用してしまいがちなのです。

たとえば軽い気持ちで数万円を追加でキャッシングすれば、リボ払いの返済期間はそれだけで数年間延長になってしまいます。

最近ではクレジットカードのなかでもリボ払い専用カードが人気になっています。これは、2006年の貸金業法の施行により、消費者金融などではキャッシングなどの小口融資の収益が大きく減少してしまいました。
そのため、新たな収入源として貸金業法の総量規制対象外となるリボ払いの利用を促進しているという側面も見逃せません。

貸金業法改正による総量規制のポイント

  • 借入は総額年収の3分の1まで
  • 100万円以上の借入には収入証明書類が必要
  • 指定信用情報機関制度を活用した信用情報の確認
  • 上限金利を年率15%〜20%に引き下げ

リボ払いであれば、一旦利用が始まれば長期間にわたって安定した金利・手数料の収益が見込めるのです。リボ払い専用カードは解約してしまえば使うこともありません。

金利の低いカードローンで借りてリボ払いを完済させる

リボ払いを終わらせるためには元金を完済する以外に方法はありません。そして、そのためにはできるだけ金利の低いカードローンに借り換えて完済へのスピードを加速させることも有効な手立てです。

おすすめは「おまとめローン」の活用です。
おまとめローンとは複数社から借り入れているリボ払いなどを1社のローンに一本化して、完済をめざすためのローンです。

おまとめローンには、

  • 銀行系
  • 消費者金融
  • 不動産担保ローン

などの種類がありますが、特に大手銀行系のおまとめローンであれば低金利で設定されているので完済させることが可能になります。(リボ払いをおまとめローンにすると得?借り換えて返済する注意点・デメリット等解説)

ただし、おまとめローンの利用には厳しい審査があり、現在利用しているクレジットカードなどの解約が条件になる場合もあるので事前に十分な検討が必要です。
完済への決意が固いのであればおまとめローンの活用は強い味方になります。

弁護士に債務整理を相談する

キャッシングやクレジットカードの借入残高は債務とも呼ばれます。そして債務がかさみ自力では完済が困難になった場合に弁護士などの専門家に相談して負担軽減や放棄をおこなう方法が債務整理です。
債務整理の方法は以下の3とおりです。

【任意整理】
弁護士が債務者つまりカード会社などと交渉して、将来利息のカットや長期分割払いなどの方法で完済を目指す方法

【自己破産】
裁判所に現在の債務の全額免除を裁判所に申し立てる手続きです。債務額が大きく返済不能状況が確認できれば認められます。

【個人再生】
裁判所に債務の大幅な減額を申し立てる方法です。一般的には債務の80%近くが免責となります。自己破産の場合にはすべての資産を放棄しなければなりませんが、個人再生であれば持ち家などを手放さずに大幅な減額が可能になります。

ただし、債務整理をおこなった場合には信用情報に事故情報として登録されるために一定期間は新たに借り入れや、クレジットカードの作成などはできなくなります。

リボ払いとは・仕組み

リボ払いには、定額方式と残高スライド方式の2つの仕組みがあります。

リボ払いの仕組み

・定額方式:毎月の返済額が一定
・残高スライド方式:残高に応じて毎月の返済額が変動

どちらの仕組みによって運用されるかは、利用するクレジットカードや金融商品によって定められています。
しかし、仕組みに違いはありますが利用した残高は完済しなければならないことに変わりはありません。

リボ払いはとても便利な仕組みですが、メリットと共に気をつけなければならないデメリットも少なくはありません。

リボ払いの利用にあたっては返済の仕組みとメリット・デメリットをきちんと理解することが大切です。

支払方法は定額方式と残高スライド方式

リボ払いの返済金額の計算には定額方式残高スライド方式の2種類があります。それぞれの特徴を簡潔にご説明します。

定額方式

毎月の返済額を固定額に設定して返済する方法です。
さらに定額方式には、元利定額方式元金定額方式の2種類があります。

【元利定額方式】
元金と金利分を含めて定額に設定、元金と金利分の内訳は毎月変動しますが月々の返済額は固定です。
【元金定額方式】
元金の返済額のみ固定額として残高に応じた金利分を上乗せして返済する方式、毎月の返済額は金利分の金額によって変動します。

残高スライド方式

残高スライド方式は、借入残高の金額に応じて返済額が変動する方式です。

例:セゾンカードの残高スライド方式によるお支払い額

残高 毎月のお支払額
~60,000円 3,000円
~80,000円 4,000円
~100,000円 5,000円
100,000円~ 20,000円増すごとに+1,000円

クレジットカード系のリボ払いでは上記の2種類を組み合わせた、残高スライド定額方式によって毎月の最低返済額が決定されているケースが多く見られます。

リボ払いのメリット

ここまでリボ払いの返済の難しさに焦点をあてて解説いたしましたが、本来はリボ払いは便利なメリットがある返済方法です。

メリットその1:大きな支出にも対応できる
リボ払いは毎月の支払いが低額におさえられるために、急な出費などで現金が手元になくても対応できます。支出は利用残高として残りますが計画的に返済をおこなえば問題はありません。

メリットその2:家計の管理がしやすい
クレジットカードの翌月1回払いなどでは、翌月の返済額が変動します。リボ払いであれば毎月定額なので家計管理がしやすくなります

メリットその3:繰り上げ返済ができる
リボ払いは毎月定額で返済をおこないますが、利用者の都合で繰り上げ返済が可能です。たとえば、利用時点では現金に余裕がなかったが、ボーナスの支給で返済可能になった場合には残金を一括して繰り上げ返済することも可能です。

リボ払いのデメリット

リボ払いは賢く活用すればメリットのある返済方法ですが、一歩間違えば返済が難しいほどの債務超過におちいる危険性も見逃せません。
リボ払いを利用する際には次の3点のデメリットに十分注意しなければなりません。

デメリットその1:金利・手数料が高い
リボ払いの毎月の返済金額は、現金の返済分+金利手数料の返済分で構成されています。返済額が低額で固定されている反面、通常のローン商品などと比較しても金利・手数料が高めに設定されているので元利合わせた総返済額が予想以上に多額になってしまう恐れがあります。

デメリットその2:借金をしている感覚が薄い
ショッピングやキャッシングでクレジットカードを利用した場合に、支払い方法が自動リボに設定されているとそのまま利用残高には反映されますが、毎月の返済金額はそれほど変動しません。
そのため手軽に利用できますが、リボ払いでショッピングをした場合の利用残高も実は借金です。お金を借りる罪悪感がないまま残高が大きくなってしまう恐れがあります。

リボ払いが終わらないによくある質問

リボ払いはなぜ規制されないのですか?

リボ払いは大手銀行や消費者金融、クレジットカード会社などでも採用されている、実は利用者のメリットが大きい返済方法です。貸金業法などの法律にも照らし合わせて違反に該当しない範囲で運用されている限り規制対象ではありません。
また、利息制限法においても100万円以上残高があったとしても年利15%以下に設定されていれば合法です。
そして、合法である以上はあくまでも利用者の自己責任において注意を払うしかありません。

リボ払い100万円は何年かかりますか?

リボ払いの毎月の返済額は元金の返済分+金利・手数料の返済分の合計です。金利が15%で設定されていると仮定して、毎月の返済額が2万円の場合は49ヵ月間(4年1ヵ月)、5万円の場合は20ヵ月間(1年8ヵ月)がおおよその返済期間です。
ただし、返済期間中に新たな利用を一切行わないことが条件です。また、毎月2万円の場合は金利を含めた総返済額が1,318,951円、5万円の場合は1, 131,246円となります。できるだけ毎月の返済額を高く設定して早く完済すれば総返済額も低くおさえることができます。

リボ払いで死に逃げはできますか?

リボ払いの返済が継続している最中に亡くなったとしても、返済の死に逃げはできません。ご家族などの遺産相続人がリボ払いの残高も引き継いで支払うことになるので、残された家族に余計な負担を残してしまう結果になります。
ただし、相続人は被相続人が亡くなった後3か月以内であれば相続放棄の手続きが可能です。相続放棄をしてしまえば、リボ払いを含む負債の支払い義務はなくなります。ただし、残された遺産も相続はできなくなります。

リボ払いはなぜやばいのですか?

リボ払いがやばいと言われる原因は、返済期間の長さと手数料(金利)の高さです。
リボ払いは毎月の返済額が低い代わりに金利も高めに設定されどうしても返済期間が長くなる傾向があります。
しかも、ショッピング感覚で手軽に利用できるために返済している途中でも簡単に追加利用ができてしまいます。結果としてリボ払いは長期間返済し続けてもいつまでたっても元金が減らないという悪循環におちいってしまいます。
リボ払いを本気で完済したいのであれば、「追加の利用は絶対しない」、「毎月の返済金額をできるだけ高く設定する」この2点が何よりも重要です。

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この記事の監修者 山口学
自己紹介 株式会社トイントの代表取締役。「債務解決サポート」の編集・監修を行っています。10年以上のWEBメディアの運営・管理経験を活かし、最新のトレンドや現実事例を元にした情報提供に力を注いでいます。
事務所 株式会社トイント
法人番号 5120001190113
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