PayPay後払いを滞納したらどうなる?支払い遅れた時のペナルティ・対処法等解説

「PayPay後払いの支払期日に遅れてしまった…」

「PayPay後払いを滞納しているけど大丈夫ですか?」

PayPay後払いを利用している人の中には、支払い遅れで焦っている人もいます。

PayPayあと払いは支払いを翌月に後払いできるサービスです。
しかし翌月に後払いした結果、支払期日をうっかり忘れていたということもあります。

本記事では、PayPay後払いを滞納したらどうなるかを解説します。

また、支払い遅れ時のペナルティや流れ対処方法を解説します。

この記事でわかること
  • PayPayあと払い滞納翌日からPayPayあと払いが利用停止
  • 61日以上または3ヶ月以上の滞納でブラックリスト
  • PayPayあと払い滞納で一括請求やPayPayを強制解約される
  • 少額控訴(裁判)に発展すると財産・給与が差し押さえ
  • PayPayあと払いの支払い遅れの返済方法は銀行振込のみ
  • ペナルティが重くなる前にカードローンで借りて返済する方法もある

2023年8月1日より、「PayPayあと払い」は「クレジット」に名称変更しています。

(参照:「PayPayあと払い」の表記を変更(2023年8月1日~) – PayPayからのお知らせ)

PayPay後払いを滞納した時のペナルティは何?

PayPayあと払いの支払いに遅れるとペナルティが発生します。

最初は、利用停止などの軽微なペナルティが発生します。
延滞期間が長くなるほどペナルティが重くなり、最終的には裁判に発展します。

とはいえ、いきなり裁判に発展するわけではありません。

PayPayあと払いを滞納した時の流れを以下の表でまとめました。

STEP.1
PayPay後払い滞納:1日~1週間
STEP.2
PayPay後払い滞納:1週間~1ヶ月
  • PayPayから支払い催促の電話やハガキがくる
STEP.3
PayPay後払い滞納:1ヶ月~2ヶ月
  • ハガキや電話などで、支払いがない場合は債権回収を第三者に委託する旨の通告をされる
  • 法的手段に則って債権回収を始める準備を始める
STEP.4
PayPay後払い滞納:2ヶ月~3ヶ月
  • 信用情報に傷がつきブラックリストになる
  • PayPayが強制解約される
  • 未払分・滞納分を一括請求
STEP.5
PayPay後払い滞納:3ヶ月~
  • 債権が第三者の債権回収会社に譲渡される
  • 債権回収会社から支払い催促の電話・ハガキがくる
STEP.6
PayPay後払い滞納:半年~1年以上
  • 少額控訴(裁判)が提起される
  • 財産・給与の差し押さえ

滞納翌日・1週間後・1ヶ月後・2ヶ月後・3ヶ月後・半年後と、滞納期間が延びるにつれてペナルティが重くなっていることが分かります。

以下では、それぞれのペナルティについて詳しく解説します。

PayPayあと払いが利用停止される

PayPayあと払い滞納の翌日からPayPayあと払いが利用停止されます。
(PayPay後払いが利用できない!登録・支払いできない原因や対処方法!)

あと払いの支払いが終わっていないまま、翌月も後払いを使うことはできません。

滞納した未払い分を返済すると、利用できるようになります。
しかし、金融機関から振込の確認に数日かかる可能性があるため、すぐに使えるという訳ではありません。

お支払い日の引き落とし結果が金融機関より当社に到着するまで、
通常2~3営業日かかります。結果が到着次第、ご利用可能額へと反映されます。

(参照:支払い日に引き落としができなかった – ご利用ガイド|PayPayカード)

また延滞している期間が長いほど、返済後から使えるようになるまで時間がかかります。

遅延損害金(年率14.6%)が発生する

PayPayあと払いの支払期日の翌日から、遅延損害金というペナルティが発生します。

年率14.6%という高い利息が発生し、滞納期間が長くなるほど利息が膨らみ続けます。

PayPayあと払いの遅延損害金の計算方法

PayPayあと払い利用金額×0.148(年率14.8%)÷365(日)×延滞日数

例えば、PayPayあと払いで10万円利用して3ヶ月(90日)滞納した場合、以下の遅延損害金が発生します。

ペイディあと払い利用金額 10万円
遅延損害金の年率 14.6%
延滞日数 90日
遅延損害金 3,600円
返済金額 103,600円

遅延損害金は、1日ごとに少しずつ膨らんでいきます
支払い遅れに気づいた段階で払えるなら、すぐに支払う必要があります。

アプリ通知・メール・電話・ハガキで支払い催促が行われる

PayPayあと払いに支払い遅れると、支払いの催促が毎日行われます。

滞納の翌日~1週間の間メールアプリ「お客様のPayPayあと払いはご利用いただけません」通知などで支払い遅れの通知が届きます。
催促を無視していると、1週間後以降電話ハガキで支払い催促が行われます。

ハガキは、PayPayカードで登録している住所に郵送されます。

家族がいると、支払い催促のハガキで滞納がバレる可能性があります。

PayPayが強制解約される

PayPayあと払いを2ヶ月~3ヶ月滞納すると、強制解約される可能性があります。

PayPayあと払いもといPayPayカードの利用規約には、
PayPayあと払いの支払いを怠った場合は会員資格を取り消す」という記載があります。

第24条(本サービスの利用停止、会員資格取消し)
当社は、会員が次の各号のいずれかの事由に該当した場合又は当社が該当したと判断した場合は、
会員に通知することなく会員資格を取り消すことができ、加盟店等に本サービスの無効を通知又は登録することがあります。

(4) 会員が支払債務の履行を怠った場合

(引用:PayPayあと払い会員規約)

強制解約になると、PayPay残高払い・PayPayカードなども利用できません
PayPayに関するサービスが使えなくなります。

ブラックリストに登録される(61日以上または3ヶ月以上の滞納)

PayPayあと払いを2ヶ月~3ヶ月滞納するとブラックリストになります。

PayPayは信用情報機関の株式会社シー・アイ・シー(CIC)と、日本信用情報機構(JICC)に加盟しています。
そのため、ブラックリストに入る日数が明確に定められています。

PayPayあと払い滞納でブラックになるのはいつ?

61日以上または3ヶ月以上の滞納・延滞

(参照:CIC「信用情報開示報告書 表示項目の説明」)

PayPayあと払いを上記の期間滞納すると、信用情報にブラックが記録されます。

ブラックになっても通知などは来ません。
しかし、一度信用情報に傷がつくとPayPay以外にも様々なペナルティが発生します。
(PayPay後払いはブラックリストでも使える?滞納しても信用情報に傷がつく!)

PayPay後払いで信用情報に傷がつくとどうなる?

PayPayあと払いを滞納すると信用情報に傷がつきます。

信用情報に傷がつくと、以下のようなペナルティを受けます。

PayPayあと払いで信用情報に傷がついた時のペナルティ
  • クレジットカード・ローンの新規申し込み時の審査に通らない
  • スマートフォンの分割購入の審査が通らない
  • 現在利用しているクレジットカード・後払いアプリが使えなくなる可能性がある
  • 賃貸契約ができない可能性がある
  • 保証人になれない

など

信用情報に傷がついた後は、基本申し込み時の審査に通らなくなります。
また、約5年間は信用情報に傷がついた記録が残ります

結婚資金マイカーローン住宅ローンなど、お金が必要なタイミングは多くあります。
そのタイミングでお金が借りれないと、ライフプランなどにも影響を与える可能性があります。

滞納分・未払い分を全て一括請求される

PayPayあと払いを長期間滞納すると、滞納分や未払い分の一括請求を求められます。

一括請求を求められた場合、分割払いにすることはできません
また、PayPayカードで分割払いリボ払いにしていた未払い分も、全て一括で支払う必要があります

裁判に発展し給与・財産を差し押さえされる

PayPayあと払いを滞納し続けると、最終的には裁判に発展します
裁判で一括請求が支払えないと、給与や財産を差し押さえされます。

PayPayあと払いの数万円の滞納で裁判になる訳がありません!

知恵袋X(旧Twitter)などでこのような口コミがありますが、ネットの情報を鵜呑みにすることは非常に危険です。

PayPayなどの少額の請求をする時専用の、「少額控訴」を提起すると考えられます。

少額控訴とは何?
  • 60万円以下の請求をする時に用いられる裁判
  • 原則1日で裁判の判決がくだる
  • 強制執行が可能
  • 裁判費用は1,000円から可能

(参照:少額訴訟 | 裁判所)

少額控訴は1日で裁判が終わる点や、裁判費用が安い点から、PayPayあと払いの滞納などの案件に効果的です。

PayPayあと払い滞納で少額控訴が起きると、裁判にはほぼ勝てません。
裁判所から一括請求を命じられ、払えない場合は財産や給与が差し押さえされます。

PayPay後払いの支払いに遅れて滞納した時の返済方法

PayPayあと払いの支払いに遅れた場合、通常の支払方法と違う方法で返済する必要があります。

基本的にPayPayあと払いの支払い方法は口座振替です。
しかし、支払い遅れ時は口座振替が利用できません

PayPayあと払いを滞納した時の返済方法と、返済時の注意点を下記で解説します。

銀行振込で返済する方法

支払い遅れたPayPayあと払いは、指定された銀行口座に振り込みすることで返済可能です。

遅延損害金が含まれた滞納分の金額支払い口座は、PayPayの自動音声専用ダイヤルで確認できます。

PayPayあと払いの返済の問い合わせ先 電話番号 営業時間
コンタクトセンター 0570-09-8181 (0570098181)
※繋がらない場合は093-330-8484
24時間受付・365日営業(メンテナンス期間を除く)
ゴールドデスク(PayPayカード ゴールド専用) 0120-68-1817 (0120681817)
※繋がらない場合は093-330-3563
24時間受付・365日営業(メンテナンス期間を除く)
滞納したPayPayあと払いを銀行振込で返済するやり方
  1. 自動音声サービスへ連絡
  2. 「3:請求額の照会」を押す
  3. 「カード番号」・「お問い合わせ番号」・「お客様番号」(16桁)いずれかを入力し「#」を押す
  4. 「生年月日」を西暦8桁で入力し「#」を押す
  5. 振り込み日を4桁で入力
  6. 振り込み日を確認し、問題なければ「1」を押す
  7. 振り込み金額と、振り込み先を確認し、問題なければ「1」を押す
  8. 入金受付完了

(引用:支払い日に引き落としができなかった – ご利用ガイド|PayPayカード)

銀行振込で振り込み後、金融機関からPayPayに反映されるまで2~3日かかります。

反映後からPayPayあと払いが利用再開できます。

振込依頼書を使って返済する方法

PayPayあと払いの口座引き落としに失敗して支払いができなかった場合、「振込依頼書」が送付されます。

振込依頼書を使って滞納したPayPayあと払いを支払うことも可能です。

PayPayの振込依頼書はどこで支払う?

  • コンビニ
  • 銀行振込

振込依頼書を使って返済する場合、何点か注意点があるため把握しておく必要があります。

振込依頼書を使う返済方法の注意点
  • 支払手数料がかかる場合は、利用者が負担する必要がある
  • コンビニで支払う場合、30万円以上の支払いできない
  • 振込依頼書が遅れて届く可能性がある

PayPay後払い(一括のみ)の場合はアプリから返済可能※サービス終了

PayPayあと払いとは別に、PayPayあと払い(一括のみ)というサービスもあります。

PayPayあと払い(一括のみ)は、支払い遅れ時にPayPayアプリから返済することもできます
返済できる残高が残っていれば、その場ですぐに支払いできます。

PayPayあと払い(一括のみ)の支払い遅れをアプリで返済する方法
  1. PayPayアプリの「あと払い」アイコンをタップ
  2. あと払い画面中央にある[利用履歴]をタップ
  3. 清算期限が過ぎているご利用分をタップ
  4. [PayPay残高で清算する]をタップ
  5. 金額を確認のうえ[清算する]をタップ

2024年4月1日をもって、「PayPayあと払い(一括のみ)」の提供は終了します。
2023年10月3日から決済機能は停止しています。

口座振替による再振替はない

PayPayあと払いの支払期日を過ぎると再振替はありません

支払期日は、毎月27日です。

支払期日に口座残高がないと、口座振替に失敗します。
以降は自動で引き落としされることはないため、自身で振り込みを行う必要があります。

PayPayあと払いを滞納しているけど払えない時の対処方法

PayPayあと払いの支払いを滞納しているけど、お金がないから払えない…

PayPayあと払いを滞納すると、支払い催促の電話やメール・ハガキが来ます。
しかし手元にお金がないと、支払いに遅れていることは分かっていても返済できません

PayPayあと払いの滞納があるけど払えない時の対処方法は以下の通りです。

PayPay後払いが払えない時の対処方法 すぐ対処できる? メリット デメリット
コンタクトセンターに電話する ・PayPayあと払いの支払期日を延長できる 支払い期日が伸びただけで返済が終わってない
短期バイト・派遣バイト × ・1日6,000円~10,000円稼げる
・数日間働けば返済可能
・今すぐ対処できるという方法ではない
・普段働いている人は現実的ではない
不要品を売る 即日で現金を手に入れることができる
・家財を処分できる
・家財が減る
・何度も利用できる方法ではない
家族・親・友人にお金を借りる ・無期限・無利子でお金を借りれる 滞納していることが確実にバレる
信用を失う可能性がある
カードローンでお金を借りる 最短20分でお金を借りれる
・無利息期間がある
・家族や会社にバレずに借りれる
・審査がある
・毎月1,000円~は返済しないといけない

具体的な対処方法について以下で解説します。

コンタクトセンターに電話して支払期日を調整する

お金がなくて今すぐ払えない場合は、まずPayPayのコンタクトセンターに電話する必要があります。

コンタクトセンターで払えないことを素直に伝えることで、支払期日の調整ができます。
また、PayPayに支払いの意思を伝えることができます。

給料日など収入がある日を伝えれば、その日まで支払期日を延長することができます

しかし、支払期日を延長することは滞納を返済する根本的な解決方法ではありません。

収入がない人や、資金繰りが難しい人はお金を工面する方法で対処する必要があります。

短期バイト・日雇いバイトで稼ぐ

日雇いバイトなどの短期バイトで働く方法でお金を工面することもできます。

短期バイトの日給の相場は6,000円~10,000円です。
PayPayあと払いの数万円ほどの滞納であれば、数日働けば返済できます。

しかし、手渡しで即日でお金がもらえるバイトは少ないです。
給料日まで待っていたら遅延損害金が膨らむデメリットがあります。

また、サラリーマンなど普段から働いている人が短期バイトで稼ぐことは向きません

不用品を売ってお金を手に入れる

不用品を売ったお金で、PayPayあと払いの滞納を支払うことも対処方法の1つです。

ゲーム機自転車家電製品などをリサイクルショップで売ると、数千円から数万円の現金を手に入れることができます
貴金属ブランド品であれば更に多くのお金を手に入れることが可能です。

即日でお金が手に入るため、滞納の支払いなど緊急性の高い支払いに効果的です。

しかし、家財が減るため何度も利用できる手段ではありません。

家族・友人に相談してお金を借りる

親や家族・友人にお金を借りることで、PayPayあと払いの滞納を支払うこともできます。

滞納して支払えないことを正直に伝える事でお金を借りることができるかもしれません。
お金を借りる目的」「何円必要なのか」「いつまでに返済するか」を伝える必要があります。

借用書を書いて借りる事で、相手もお金を貸しやすくなります。
身内からお金を借りるメリットは、無金利でお金を借りることができることです。

しかし、お金の相談をした時点で滞納していることが相手に必ずバレます。

頼み方が悪い・返済を守らないなどが起きると、信用を失う可能性もあります。

カードローンで一時的にお金を借りる【比較あり】

誰にもバレずにPayPayの後払いの滞納を返済したい

今すぐ滞納したお金を返済したい

という人にはカードローンで一時的にお金を借りる方法が効果的です。

大手消費者金融カードローンは、在籍確認の電話は原則ありません
自宅に郵送物が届くといったこともないため、会社や家族にバレずに借りて返済することができます。

また、「無利息期間」というサービスを利用して、翌月の給料日などで返済すれば利息ゼロでお金を借りることができます。

大手消費者金融カードローンの5つの会社を比較した表が以下のものです。

アコム アイフル プロミス SMBCモビット レイク
年齢制限 20歳以上 20歳~69歳 18歳~74歳 20歳~74歳 20歳~70歳
利息(年率) 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 4.5%~17.8% 3.0%~18.0% 4.5%~18.0%
何円から借りれる?(限度額) 1,000円~800万円 1,000円~800万円 1,000円~500万円 1,000円~800万円 1,000円~500万円
申込から借りるまでの時間 最短20分 最短20分 最短20分 申し込みから審査まで最短30分 最短25分
WEBで完結できる?
無利息期間 契約日の翌日から30日間 契約日の翌日から30日間 初回借り入れから30日間 なし 契約日の翌日から60日間または180日間
家族・会社にバレない? 原則在籍確認の電話・郵送物なし 原則在籍確認の電話・郵送物なし 原則在籍確認の電話・郵送物なし 原則在籍確認の電話・郵送物なし 原則在籍確認の電話・郵送物なし
カードローンで借りる時の注意点
  • カードローンの申し込みには審査がある
  • 毎月の最低返済額は、1,000円~必要
  • 複数社の同時申し込みはNG
  • 利用と返済は計画的に行う

PayPay後払い滞納していても絶対にしてはいけないことは何?

PayPay後払いの滞納が返済できない….

もうどこからも借りられない…

どこからも借りられないで、PayPayあと払いの返済ができない時にもしてはいけないことがあります。

PayPayあと払いの滞納が返済できない時でもやってはいけないこと
  • 闇金に申し込む
  • SNSの個人間融資に申し込む
  • 現金化業者に現金化を依頼する

これらの行為は、法律に違反した行為であったり、危険なリスクを伴う行為です。

闇金個人間融資は、貸金業登録を行っていない業者や個人が、法外な金利でお金を融資します。
返済できないと怖い取り立てにあうだけでなく、家族や会社にも被害が及ぶ可能性があります。

PayPay後払いの現金化自体は違法な行為ではありません。
しかし、クレジットカードや後払いアプリの利用規約に違反しています。

現在、持っているクレジットカードなどが使えなくなる可能性があります。

また、これらの業者に個人情報を渡すと、情報を悪用されるリスクもあります。
詐欺など犯罪に巻き込まれる可能性も高くなります。

本当にどこからも借りれないのか、消費者金融カードローンに申し込みして再度確認してみることも大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA